Beat46・WEBドラム教室[19-15] 【バスドラムのダブルアクション01-15】 |
ダブルアクション4拍連続の動きを伴った形、今回は、前号の形をさらに発展させた形です。 譜面を見てください。 前号の形の、各拍のアタマにクラッシュシンバルのショットを加えた形です。 スティックのショットの部分だけを見れば、簡単ですが、恐らく、最初はなかなか上手く出来ないのではないでしょうか。 かかりやすい症状としては、「シンバルを打つ手が出て来ず、遅れてしまう。」というものです。 これは、バスドラムの方に意識を多く使ってしまうからです。 かといって、シンバルを打つ手の方に意識を傾けると、ダブルアクションの最初の音を強くキックし過ぎてしまって、次の2つ目が上手く鳴らせない、あるいは鳴らせても遅れる、というふうになってしまうでしょう。 非常に難しいフレーズです。 私の生徒さんの大半も、最初は上手く出来ません。 ポイントは「ダブルアクションがどこまで自分のものになっているか?」ということに尽きるでしょう。 ですから、今回のフレーズは、ダブルアクションの精度を図ることの出来るものである、と言えます。 精度を上げるには、キックの部分だけを繰り返し練習することとして、今回のフレーズを演奏するにあたっては、まずはテンポを落としてやってみる、ということ。 そうすると、音符同士の間の時間がわずかでも長くなりますから、頭の中でちょっと考える時間が生まれますね? であれば、キックに意識を傾けていても、手の動きの方も同時に気にかけることが出来るので、「ダブルアクションの2打目とシンバルのタイミングを合わせよう。」と意識出来ると思います。 また、シンバルを打つ方の手=スティック(基本的には利き手の方)の動きは、8分音符の連打である、ということも確認してください。 「利き手を8分音符で連打しながら、バスドラムのダブルアクションを行う、ということですね。 これはすなわち、リズムパターンにおける利き手とバスドラムのダブルアクションの動きと同じなわけです。(バスドラムのダブルアクション1−3のような形です。) そう思えば、今回のフレーズも、さほど難しくは感じないでしょう。 次回に続きます。 Copyright (C) 2006 Beat46 All rights reserved. |
2014年08月23日発行第530号掲載 |
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