Beat46・WEBドラム教室[19-14]

【バスドラムのダブルアクション01-14】


 ダブルアクションの4拍連続の動き、まずはバスドラムのみでやってみて、感覚を掴めたら、手の動きを加えてみましょう。
手は16分音符の真ん中2つを叩く形ですが、基本的には、右利きならばLR、の手順でいいと思います。
これは、シングルストロークの連打において16分音符は、右利きならRLRLとなるので、その真ん中の2つであればLR、という考え方に則っています。
 しかし、タムの移動の順序、使うパーツの順序によってはRL、としなくては叩けないものもありますから、LR、RL、どちらの手順でも叩けるようにしておいた方がバリエーションは広がりますよね?
具体的に、それぞれの手順でしか出来ない移動の順序で叩いて練習してもいいですが、1つのパーツのみしか使わず、(譜面であればスネア)手順だけ変えて叩く、というのも練習にはなります。
1つのパーツだと、音の変化がなく、常に同じに聞こえるはずだから、手順が変わっても聞こえ方が一定なら、ちゃんと叩けている、と判断出来ます。
 では、1小節=4拍の中で、LR、LRの2通りの手順の組み合わせはどれぐらいあるか確認してみましょう。
1拍目においての手順の選択肢は2通り、それに対して2拍目も2通り。
つまり、1拍目で選んだ1つの手順とつなげる2拍目の手順も2通りあるわけだから、2×2=4パターン。
それに続く3拍目もやはり2通りあるから、4×2=8パターン。
そこからさらにつながる4拍目も2通りあるから8×2=16パターン。
結論として2×2×2×2=16パターン、ということです。
 この16パターンすべてを、1つも抜けることなく練習するには、やはり紙等に書き出して整理した方がいいですね。
LR=A、RL=B、とすると、
AAAA、AAAB、AABB、ABBB、BBBB、BBBA、BBAA、BAAA、
BABB、ABAA、AABA、BBAB、ABBA、BAAB、ABAB、BABA
の16パターンとなります。
練習の時は、紙に書き出したものを見ながら、1パターンずつ順にやっていけばいいわけですが、実際の演奏ではこの16パターンをもれなくすべて叩く必要はなく、それよりも移動の順序に応じて、2通りの手順の組み合わせを上手く使えればいいわけです。
パーツの音の変化を、メロディを奏でるように自分で創作し、出来た形に対して、上記16パターンのいずれかを使って完成させられればOKです。


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2014年08月16日発行第529号掲載


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