Beat46・WEBドラム教室[19-10]

【バスドラムのダブルアクション01-10】


 ダブルアクションを使ったフィルイン、今回はまた別のバリエーションです。
 譜面を見てください。
 前号までと、手足の音の並びは同じですが、「フレーズの区切りの部分が違う。」という形です。
手=「スティックの3連打」をし、その後バスドラムで2連打、この形は同じですが、その後、前号までは、丸々1拍手足の動きをナシとして、3拍目から再び「スティックの3連打」を始めていたのを、今回は、2拍目でバスドラムの2つ目をキック後、半拍の間隔しか空けずに、2拍目の8分音符ウラ、つまり2拍目と3拍目のちょうど真ん中から次の「スティックの3連打」を行う、という形です。
 譜面上は2拍目でバスドラムは4分音符の表記になっていますが、これは、2拍目においてバスドラムの動きはもうない、ということであり、2拍目の8分音符ウラから「スティックの3連打」が始まっていますね。
その関係で、バスドラムのダブルアクションも、前号までの譜面と比べて、半拍分、つまり8分音符1個分、前倒しになっており、3拍目のバスドラムの2打目は8分音符の表記になっています。
つまり、今回の形は、「前号までの形と比較して、2拍目以降の動きが、半拍分=8分音符1個分、前に来ている。」ということです。
言い換えると、フレーズの塊が8分音符3つ分で区切られている、ということにもなります。
 今回のフィルインを口で言うと、「タタタドドンタタタドドンタタタド」となります。
このカタカナ1文字=16分音符1つとして考えれば、文字数は全部で16文字(つまり4拍=1小節)、そして、タタタドドンという並びが2回出て来ますね? このタタタドドンがフレーズの一塊であり、文字数は6つ、つまり16分音符6つ分=8分音符3つ分の間隔が一塊である、ということ。
 8分音符3つ分とはつまり、「1.5拍=1拍半」ということですので、今回のようなフレーズを「1拍半フレーズ」と呼んだりします。
この1拍半フレーズを用いると、テンポが変わったような錯覚、操る音符が変わったような錯覚、をもたらすことが出来ます。
 次回はこの1拍半フレーズについて解説を加えます。

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2014年07月19日発行第525号掲載


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