Beat46・WEBドラム教室[19-09]

【バスドラムのダブルアクション01-09】


 今回は、前号の移動のバリエーションを解説します。
 譜面を見てください。
 手の3連打部分を、タムやフロアタムへ移動させる形ですが、ちょっと落とし穴を設けてあります(笑)。
すぐにわかるものなので、落とし穴ってほどのものでもないかと思いますが(汗)、3拍目の3連打に注目してください。
スネア→フロアタム→ハイタム、の順に移動、となっていますね?
これは、右利きならLRLという手順でないと叩けない形です。
1拍目はRLRで叩ける移動で、2拍目でまるまる手が休みになりますから、余裕のある動きだと思いますので、3拍目でLRLに手順を入れ替えて叩くという今回の形、是非トライしてください。
 他のメニューでも出て来ましたが、移動するパーツの順序の上で、手順を逆にしないと叩けないバリエーションは数多くあり、スティックコントロール力の向上、そして自分自身の表現の幅を広げる、という意味でも、取り組んで頂きたい。
 右利きの人の場合、やはり右手からスタートという形が圧倒的にやりやすいと思います。
今回のフレーズの3連打の部分も、拍のアタマからスタートですから、当然利き手からスタートするのがごく自然です。
 しかし、何でもかんでも全部利き手からの手順でやっていると、バリエーションは限定され、表現の幅も広がりません。
利き手と違う方から始める手順で叩けば、おのずとその利き手ではない方の手に意識が傾きます。
上手く叩けなければ、例えば利き手ではない方からスタートする16分音符の連打(右利きならLRLR・・・)等を練習したりして、両手のスピードや力を等しくなるよう近づけることが出来ます。
つまりは、弱い方の手の強化です。
そのことが、通常の手順で叩いた時に、利き手ではない方で叩く「16分音符ウラの音」を意識出来るようになり、テンポキープや、16ビートに上手く乗っかれるようになる道筋も出来ます。
「ひとつのフレーズのための練習が、他の様々なことに繋がって行くものだ。」、ということを忘れずに練習に励んでください。
 尚、4拍目の最後の2連打、ロータム→フロアタムは、右利きならRLでも、辛うじて叩けますが、敢えてLRとし、その次の、リズムパターンに戻ったアタマのクラッシュシンバルを利き手とは逆(左手)で打つ練習もやってみましょう。

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2014年07月12日発行第524号掲載


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