Beat46・WEBドラム教室[19-07]

【バスドラムのダブルアクション01-07】


 前号の続きです。
 譜面のように、ダブルアクション等、バスドラムの難しい動きと、ハイハットオープン等の動きが連続していたり、もしくはミックスされてたりすると、どちらかの動きが上手く出来なくなる、という場合、つまり、「両足」の動きが連続したりミックスされる動きが上手く出来ない最大の理由は、「身体の重心の不安定さ」=「身体の重心バランスを損なっている」ということです。
足の動きは、言うまでもなく、ヒザ、カカトの引き上げがまず行われなくてはならない。
しかし、重心がどちらかに傾いてしまうと、傾いた側の足に不本意に体重がかかり、結果その足のヒザ、カカトの引き上げを妨げてしまう、ということですね。
 身体の重心のバランスを支えているのは、腰の周りの筋肉や、背筋です。
これらの筋肉が弱いと、バランスを保つことが出来なくなります。
バスドラムのキックがいくら速く動いても、また、ハイハットオープンがいくら上手く出来ても、これらの筋肉が弱いと、結局、どちらか一方の動きしか上手く出来ず、両足が絡んだ動きの連続やミックスには対応出来ないわけです。
 この、腰の周りの筋肉や背筋を強くするには、日常であれば、背筋をまっすぐ伸ばした良い姿勢を出来るだけ保つこと、そして、ドラムの演奏において、その良い姿勢を保ちつつ、両足それぞれ、つまり、バスドラムとハイハットの正しい使い方、音の出し方をマスターする、あるいは「マスター出来るようにトライする。」ということですね。
 また、今回の形のような、右足と左足の連続した動き、あるいは、同時に使う動き、こういうフレーズ、パターンにトライすること。
身体の重心が傾かないように気をつけながら、繰り返しやってみる。
そのことで、少しづつ、重心のバランスを保てるようになります。
 さらに、そのことが、トータルの演奏力を向上させる結果になります。
自分の演奏の精度が上がったり、リズムキープ力が増したり、よりレベルの高いフレーズ、コンビネーションが出来るようになるための道筋も出来ると言っていいでしょう。
 手足個々のコントロールの向上ももちろん大切ですが、それらの動きを支えているのは、やはり腰の周りや背筋ですから、そこも強化して行きましょう、ということですね。

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2014年06月28日発行第522号掲載


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