Beat46・WEBドラム教室[19-03]

【バスドラムのダブルアクション01-03】


 前号の形、上手く出来たでしょうか?
速さが2倍に切り替わることで戸惑って上手く出来ない場合は、前半2拍を何度か繰り返してから、後半の2拍をやる、或いは、前半2拍と後半2拍を完全に分けて、別々にやってもいいでしょう。
 今回はリズムパターンでダブルアクションを使う形です。
 譜面を見てください。
2拍目4拍目にはスネアを叩き、バスドラムは、2拍目の16分音符4つ目と3拍目アタマでダブルアクションをする形です。
実際のプレイでもわりと使われるパターンです。
(前号の形は、練習のためのパターンと考えて良いでしょう。)
 前号でも述べた通り、2拍目の16分音符4つ目でキックした後、しっかりヒザ、カカトを引き上げること。
素早い動きが必要です。
ですから、ビーターは完全に打面でバウンドさせるようにキックしないと、素早く動かせず、また、十分にヒザとカカトを引き上げることは出来ません。
キックした勢い、打面に当たった反動をそのまま利用すること。
言ってみれば、ダブルアクションの1打目は、オープン奏法である、と言えますね。
 よほどのスローテンポでない限り、ビーターが打面で一瞬でも止まってしまうと、ヒザ、カカトを十分に引き上げられず、また、2打目が遅れる可能性が大きくなります。
1打目のキックの音が鳴った時、ハイハットを刻むスティックは頂点まで引き上がっている状態ですが、素早くビーターを戻し、スティックの動きに追いついて、その後、スティックと一緒に降りて行けば、2打目のキックの音とハイハットの音をピッタリ揃えられます。
スティックの動きに追いつくためには、素早くビーターを戻す必要があるから、打面でビーターを止めているヒマはない。
よって、1打目ではビーターを打面でバウンドさせなくてはならない、ということです。
 ダブルアクションにおいてはもうひとつ大切なポイントがあります。
それは、「1打目よりも2打目の音量を大きくする。」ということです。
この点については、次回に述べたいと思います。

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2014年05月31日発行第518号掲載


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