Beat46・WEBドラム教室[17-01]

【16ビートのノリ方-01-】


 さて今回から数回に渡り、「16ビートにノる」ということについて述べていきたいと思います。
 16ビートのリズムパターンやフィルインの解説の中で、或は、「ドンカマ、クリック、メトロノーム」や「大きくとって細かくうたう」のシリーズでも述べましたが、では、具体的にどうすれば良いか、ということを解説していきたいと思います。
簡単なものから徐々に難しく、というより、理想の形にしていく、という流れになります。
 まず、一番簡単なノリ方としては、リズムパターン、フィルインを通じて「16分音符全てを連打する形を口で言いながら」演奏する、という方法です。
「ツクツク・・・」という感じで、ハイハットだとか、パーカッションのシェイカーを鳴らしている(または、それらのものが鳴っている)つもりで、はっきりと口で言いながら演奏します。
ハイハットやシェイカーを鳴らしている映像も、同時に頭の中に思い浮かべられれば尚良いですが、演奏時にそんなにあれこれ出来るものではないですから、さしあたり、口で言う、ということのみでいいでしょう。
演奏の大半はリズムパターンの繰り返しであり、16ビートのリズムパターンは、口で言うその16分音符を、部分的に叩いている(キックしている)ということを認識しながら演奏します。
自分の口で言っている16分音符に沿って、自分の手足の音が出されていれば良いわけです。
リズムパターンに於いては、繰り返すうちに、口で言う16分音符と、実際に出す音がマッチングして来る(ピッタリ合って来る)でしょう。
そして、マッチングするということは、音と音の間の手足の動きも、自然とその口で言う16分音符に沿った動きになる筈です。否、そうなるまでトライしてください。
「うたうことの大切さ」ということを過去にも述べましたが、歯切れよく口で言うことです。
音の伸びや強弱などのニュアンスは後回しでいいでしょう。
口で音符を言う時、無意識に語尾が伸びたりしていることに気づかない人も多い。
16分音符の連打を口で言うのに、語尾が一部分だけ長いということは、1つの音だけ長さがが長くなる可能性がある。
そうなると、均等に音符は並ばず不正確になるわけですから、それに沿って叩いて(キックして)出す音も不正確になってしまう。
また、語尾を伸ばすと、音を叩くべき(キックすべき)タイミングもぼやけます。
 まず、ドラムは叩かず、口で16分音符を言ってみて、ひとつひとつの音の長さ(間隔)が均等であるかどうか確認しましょう。
 次回に続きます。

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2012年09月15日発行第429号掲載


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