Beat46・WEBドラム教室[16-50]

【16ビートのフィルイン-まとめ02-】


 16ビートのフィルインの、「手順」についてのお話の続きです。
音を抜いた形であっても、1拍に於ける、16分音符すべてを叩く時の手順「RLRL」を元にして、手順を決める方が良い、というお話でしたね。
 結果、右利きならば、右手は常に8分音符のいずれかのタイミングのショットとなり、左手は常に、16分音符ウラのいずれかを叩くこととなります。
左右それぞれに、統一した役割分担をさせることによって、叩きやすくなる。
音を抜いた形の組み合わせであっても、右手、あるいは左手を続けて使うこともあり、その場合、シンプルな往復運動になれば叩きやすいことは言うまでもありません。
手順を変えてしまうと、シンプルな往復運動ではなくなりますね?
 では、譜面を見てください。
これは、拍ごとの16分音符の音を2つづつ抜いた形です。
初めて紹介するものではありますが、これまでに紹介したフィルインの中に含まれる動きですから、難しいものではないと思います。
 ポイントはやはり「手順」です。(右利きを想定して述べます。)
1、2拍目は、前号で述べた形に沿えば、◯◯RL、となり、3、4拍目は、◯LR◯、となります。
2拍目から3拍目に移るとき、上記の手順を守れば、左手がシンプルな往復運動で2打ショットすることとなり、(3拍目アタマの休符の時にスティックが頂点まで上がる。)音符の速さのキープの精度は上がりやすい。
また、1小節を通して、右手が8分音符ウラを叩くことになり、これも安定しやすい形となります。
 ただ、2拍目で◯◯RLと叩き、そのまま3、4拍目も◯RL◯と勢いで叩いてしまう人も多いのではないでしょうか?
これだと、音を出す部分しか捉えておらず、「2拍目でRLと叩いたから3拍目も同じRLの方が叩きやすい。」という感覚で叩いたようになるのではないでしょうか?

 次回に続きます。

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2013年11月30日発行第492号掲載


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