Beat46・WEBドラム教室[16-48]

【16ビートのフィルイン06-12】


 16ビートのフィルインも佳境に入って来ました。
今回は、シンコペーションを取り入れつつ、8分音符も織り交ぜた形をやってみましょう。
 譜面を見てください。
1拍目は従来と同じですが、2拍目から3拍目にかけては8分音符になっており、4拍目でまた従来と同じに戻ります。
2、3拍目の8分音符の部分が、1拍目と比較して、動きは同じですが、音符の速さがちょうど半分になっていますね?
つまり、1小節の中でチェンジダウンする形です。
 チェンジダウンとは、同じテンポの中で、音符を遅くする、遅い音符にチェンジすることを言います。
逆に、速い音符にチェンジすることを、チェンジアップと言います。
 ただ、理論的には、動きが同じで速さが半分ですが、そう意識してしまうと、速さのコントロールが上手くいかないでしょう。
大概は、2、3拍目がハシッてしまう筈です。
 シンコペーションした直後の拍のアタマをしっかりとる、ということを前号までに述べましたが、このことをしっかり行い、2拍目の8分音符ウラを、慌てずにショットします。
そして、3拍目で8分音符ウラでシンコペーションし、直後の4拍目アタマをしっかりとって、16分音符2つ目から3連打して終了、という流れです。
 つまり、1拍ごとしっかり動きを辿って叩くことから意識する、ということです。
一連の動きに慣れて、滑らかに叩けるようになった結果、1拍目部分と比べて、2、3拍目部分の速さが半分になっている、と感じられればいいわけです。
 また、今回のシンコペーション部分は、音の伸びが前号までのものより長い。
各拍のアタマのタイミングをしっかりとることも重要ですが、8分音符と16分音符が混じる形ですので、やはり、同じテンポをキープしながら、8分音符と16分音符を叩き分けられるようになっていないと上手く叩けないでしょう。
メトロノームを鳴らして、4分音符→8分音符→16分音符と切り替えるチェンジアップ、またその逆のチェンジダウンの基礎練習の積み重ねが必要です。
 今回のフィルインに於いては、2拍目の8分音符ウラのショット、それに、3拍目の8分音符ウラのシンバル打ち、このあたりがハシリやすいので注意して叩いてみましょう。

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2013年11月16日発行第490号掲載


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