Beat46・WEBドラム教室[16-46]

【16ビートのフィルイン06-10】


 さて今回も、同じリズムのフィルインの別の移動パターンです。
 譜面を見てください。
 これもご覧の通り、先に紹介した「16ビートのフィルイン06-07」にシンバルショットを加えた形です。
 この形は、移動の順序からして、右利きならば右手から始めなければ叩けませんね。
従って、シンバルショットは右手で、ということになります。
 また前号では、右利きならば、向かって左側のシンバルを(左手で)叩く方が良いということでしたが、今回の場合は、右利きなら、2拍目迄は向かって右側のシンバルを右手で叩く、で問題はないでしょう。
 3拍目も同様に、向かって右側のシンバルの方が叩きやすいですが、ハイタムとスネアを叩いた後のシンバルですから、向かって左側のシンバルも叩けると思います。
 元々、ドラムセットに座った時点で、右利きの場合、身体は少し左側を向いていますから、ハイタムやロータムを叩いた後でも、左側のシンバルは比較的叩きやすい。
まして、利き手を使うわけだから、多少両手がクロスする形になっても左側のシンバルを叩けるでしょう。
ですから、今回のフィルインの3拍目については、シンバルは左右どちらを叩いても良い、どちらも叩ける、ということです。
2枚のクラッシュシンバルは、大きさや厚さが違うでしょうから、音色も違いますし、その音色の選択で、左右どちらのシンバルを叩くか決めてもいいでしょう。
 また、今回のものも含めた06-08〜06-10のフィルインは、各拍の最後にシンバルを叩き、拍のアタマは休符であるため、シンバルの余韻が、拍をまたいで伸びる、いわゆる「シンコペーション」と呼ばれる形になります。
よって、拍のアタマのタイミング、つまりテンポをキープしにくいわけです。
 次回、その「シンコペーション」について触れながら、テンポキープのポイントを述べたいと思います。

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2013年11月02日発行第488号掲載


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