Beat46・WEBドラム教室[16-45]

【16ビートのフィルイン06-09】


 今回は前号の移動パターンです。
 譜面を見てください。
タム移動の形を見ればわかると思いますが、今回の形は、既に紹介した、「16ビートのフィルイン06-06」の形にシンバルショットを加えたものです。
 移動する順序からして、利き手とは逆の方(右利きなら左手)からのスタートとなりますね。
よって当然、シンバルショットも利き手とは逆の方で行うことになります。
ですから、右利きの場合、向かって左側のクラッシュシンバルを叩くのが自然です。
 移動して降りて行くに従って、その向かって左側のシンバル(右利きの場合)は遠ざかって行き、左手の移動がちょっと辛くなるので、3拍目のところで向かって右側(右利きの場合)のクラッシュシンバルを叩く、というのも方法のひとつではあります。
ロータムやフロアタムに近いところに右側のシンバルがあるからですね。
(注:クラッシュシンバルが2枚あるセット、と想定しています。)
ただ、右利きの人が、この向かって右側にあるシンバルを左手で叩く、というのもちょっと辛いはずです。
なぜなら、身体の右側にあるシンバルを左手でたたくわけですから、上体をしっかりひねった上に、腕を伸ばさなくてはならないからです。
 さらに、人によっては、右側のクラッシュシンバルを、ライドシンバルよりも右側に立てる人もいるはずです。
こうなると、そのクラッシュシンバルは、フロアタムには近いでしょうがロータムからは遠くなる。
その位置にあるシンバルを左手で叩くのは、相当キツいはずです。
 ちなみに筆者は、右利きセットで、ライドシンバルの左側、ロータムの上あたりにクラッシュシンバルをセットする形で演奏しますが、やはりそれでも左手でそのクラッシュシンバルを叩くのはちょっと辛いです。
ただ、筆者は元来左利きであるので、右利きの人よりは左手が動く分対応はしやすい、という感じでしょうか。
 いずれにせよ、利き手とは逆の、弱い方の手の強化のためでもある、と思って、右利きなら、全拍左側のクラッシュシンバルを使って演奏する、という形をとった方が良いと思います。
ロータムやフロアタムからは遠くなりますが、離れたパーツ同士の間を素早く移動させることで、利き手ではない方の手を強化出来ます。
そういう意味では、使うパーツを全拍フロアタムにして、右利きなら、左手を左側のクラッシュシンバル(右利きの場合)とフロアタムの間を行ったり来たりさせる形を練習するのも良いでしょう。

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2013年10月26日発行第487号掲載


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