Beat46・WEBドラム教室[16-42]

【16ビートのフィルイン06-06】


 今回は前号の移動パターンになりますが、今回の形をやる前に、1拍づつ移動(1拍ごとの手の2打は同じパーツを叩く)する形をまず行なってください。
 移動順は様々に創作しましょう。

 その上で譜面を見てください。
手の2打はそれぞれ違うパーツを叩きながら降りて行く形ですが、1打目よりも2打目の方が音の低いパーツである、というのがポイントです。
但し、チューニング次第ではスネアよりハイタムの方が音が高い場合がありますね。
いずれにせよ1打目から2打目で降りる形、と言えるでしょう。
 再確認になりますが、手順としては各拍とも、右利きの場合はLR(足)LR(足)・・・という順となります。
今回の移動パターンではこの手順でいかないと叩けないことはおわかりと思いますが、(4拍目はLRL)先述の、1拍ごと同じパーツを叩きながら移動する形に於いても、原則としてこの手順を守ってください。
 これは、16分音符をすべて叩く時の手順、すなわち右利きならばRLRL・・・という形を元にしており、叩く16分音符の音が、今回のものは2つ目と3つ目だからLR、となるわけです。
RLRL・・・の形を元にして手順を統一しておく方が、様々に音符を抜いた形を叩く時に、頭の中で整理しやすい。
叩くパーツの順番によっては、RLという手順を使わなくては叩けない形も確かにありますが、それはその時に変えれば良い、ということです。
 右利きの人にありがちなのが、何でも右手から始めてしまう、ということ。
利き手であり、力も強くてよく動く右手からつい叩いてしまうわけですが、それではいつまでたっても弱い方の左手が強くならない。
利き手ではない方から叩き始めるという動きも行って、なるべく両手の力と動きのバランスを揃えて行くことが、より高度なテクニックを身につけるための礎となります。
 また、今回のフィルインの形の場合、手の2打のうち、後ろの方=右利きなら右手のショットが強い方が、全体としては整って聞こえます。
 右利きの人が右手から叩き始めれば、次の左手の音はそれより小さくなってしまうことはまず間違いない。
そういう意味でも、右利きの場合はやはり、LRの手順を守るべき、と言えるでしょう。

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2013年10月05日発行第484号掲載


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