Beat46・WEBドラム教室[16-41]

【16ビートのフィルイン06-05】


☆前号の補足☆
〜前号の移動の形と同じ法則で、F.T→L.T→H.T→S.Dと上がって来るものもやってみてください。〜

 今回はまた別の発展形です。
 譜面を見てください。
今度は B.Dを一番後ろ=16分音符4つ目に持って来る形ですね。
 当然キックの難易度は前回までより難しくなります。
このキックの形は、16ビートのリズムパターンで既に出てきたものですが、H.Hを連続して刻みながらキックするのと、フィルインに於いてスティック=手 の動きに絡めてキックするのとでは やはり感覚もかなり違います。
4拍目は、キックを混ぜない形にして、次の小節のアタマのキックがやりやすいようにしてありますが、B.Dのダブルアクションが出来る人は1〜3拍目と同様の形にしても良いでしょう。
 今回の形は、最後の音がキックで終わり、次の拍のアタマは休符、というキープがやりづらい形なのですが、「うたい方」に少し工夫を加えるとキープがしやすくなります。
今回の形を口で言う(うたう)ならば、「ウタタドウタタド・・・」となりますが、これを、「ウタタドォウタタドォ・・・」としてみます。
これは、キック=B.Dの音がわずかに伸び、次のアタマの「ウ」で、その音の伸びが切れる、という感じです。
 通常、ドラムのフレーズをうたう場合、「歯切れよくうたう」ということを述べて来ましたが、音の低いB.Dの音=アタックが目立ちにくい音に続いて休符が並ぶ場合は、そのB.Dの音が伸びているつもりで(実際のB.Dの音も若干ですが余韻はありますね?)次の拍のアタマまでつなげ、拍のアタマで「ウ」ということによってその余韻を切り、拍のアタマのタイミングを明確にする、ということです。
スティックのみで3つ叩く場合だと、拍のアタマの休符のタイミングで、次にショットするスティックの引き上げの動きがありますが、B.Dのキックは、通常のキックの仕方だと、ビーターは打面で止めますし、オープン奏法であれば、ビーターは打面をバウンドさせるように戻しますから、拍のアタマで戻り切るかどうかはテンポの速さにもよってきます。
(テンポが遅いほど、ビーターが戻り切るのは、拍のアタマのタイミングよりも早い)
 つまり、拍のアタマに於いて、スティックもしくはヒザの引き上げの動きがないので、音が伸びているイメージで拍のアタマまでつなげた方が、滑らかに、且つ正確にテンポキープしやすい、ということです。
 次回に続きます。

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2013年09月28日発行第483号掲載


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