Beat46・WEBドラム教室[16-40]

【16ビートのフィルイン06-04】


 今回は、前号の移動パターンです。
 譜面を見てください。
16分音符ウラの連打の方は、これまでにも何度か出て来た、「拍と拍の間で隣のパーツへ移動する」形ですね。
この移動の形は、それだけでわりと意識を使います。
 しかも、移動する境目で、シンバルとバスドラムが入って来る。
「シンバルとバスドラムの音の前後で音が変わる。」というふうにとらえれば、手順を追いかけて演奏しても出来なくはないでしょうが、やはり、音が滑らかにつながっていかない可能性も出て来ます。
 こういう場合に、前号で述べた、「身体の右半分と左半分が分離したような感覚」を持てれば滑らかに音をつなげていけるでしょう。
『8分音符ウラのタイミングを意識しながら、そこにシンバルとバスドラムをアクセントとして入れ、もう片方で16分音符ウラの連打を、シンバルとバスドラムの音の後で同じパーツを2打づつ叩きながら降りて行く。(※01)』(最後のフロアタムのみ1打)といった感じでしょうか。
 ただし、この『(※01)』の感じで捉えると、滑らかには行けても、もしかしたら、シンバルとバスドラムが拍のアタマ、と錯覚してしまうかもしれません。
上手く叩けない場合は、まず、16分音符ウラの移動の形だけをチェックしてください。
その上で、シンバルとバスドラムを加えて行く。
先にシンバルとバスドラムだけを入れておいて、16分音符ウラを加える、だと上手く行かないかもしれません。
8分音符ウラだけの連打だと、どうしても16分音符を感じにくい、つまり、16ビートを感じにくいので、後から16分音符ウラの連打を加えようとしても上手く入らないのではないかと思われます。
 しかし、そこは各個人差もありますから、16ビートをしっかり感じながらシンバルとバスドラムを入れられるのであれば、どちらの順で行ってもいいでしょう。
 要は、まず、左右個別にやってみてからもう一方を加える、完成した形を演奏する時に、身体の右半分と左半分が分離しているかのように感じられれば良い、ということです。

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2013年09月21日発行第482号掲載


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