Beat46・WEBドラム教室[16-39]

【16ビートのフィルイン06-03】


 今回は、前号とはまた違うバリエーションを紹介します。
シンバルとバスドラムを絡めた形です。
 譜面を見てください。
16分音符の、拍のアタマを抜いた残りの3打のうち、真ん中の音をシンバルとバスドラムにしたものです。
手の動きだけを見れば、前号までと同じですが、バスドラムのキックが混じってくることが大きな違いですね。
 注意すべき点は、まずバスドラムとシンバルのタイミングをぴったり合わせることです。
シンバル、バスドラム共に、1拍につき1打づつ同じタイミングですから、基本的に、「キックする足はシンバルを打つ手=スティックの動きに従えば良い」、ということになります。
最初の1打目が振り下ろされる時点で次の1打=シンバルを打つスティックは振り上げられて行き、最初の1打が鳴った時、頂点に達していなければならないわけですから、キックする足も、これと同様の動きであれば良い、ということですね。
 また、シンバルを打つことによって、その次の音を叩くもう片方の手=スティックの動きが止まらないように注意が必要です。
シンバルは叩くと揺れますから、ショットした感触が柔らかいので、その次のショットが影響されやすい、ということは、これまでに紹介した、シンバル(とバスドラム)が絡むすべてのフィルインに共通したことです。
 さらに、今回のフィルインをやってみると感じると思いますが、身体の右側と左側が全く別な動きになり、身体を右半分と左半分で分けたような感覚になると思います。
このフィルインが上手く出来ていれば、尚更そういう感覚になるでしょう。
 譜面をよく見ればわかりますが、右利きの人なら、「右手と右足の右半分は8分音符ウラだけを連打する形」となり、「左手は16分音符ウラの連打」となります。
「まずスネアを打って、次にシンバルで、またスネアを打って」という風に順番を追っても出来るとは思いますが、出来ればこの「右半分と左半分が独立した動きになっている」という感覚を味わっておいていただきたいです。
この感覚、感触は、様々な手足のコンビネーションに役立ちます。

 次回に続きます。

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2013年09月14日発行第481号掲載


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