Beat46・WEBドラム教室[16-28]

【16ビートのフィルイン04-07】


 16分音符のウラを、B,Dのキックで行うフィルイン、今回はまた新しい形です。
 譜面を見てください。
 各拍のアタマすべてを、S.DとF.Tでショットする形です。
個人差はあると思いますが、この形が一番難しいかもしれません。
スティック(手)の動きは、両手で4分音符を打つ動きなので、簡単だと思われるかもしれませんが、ただなんとなく4分音符を打っても、B,Dの動きによって打てなくなったり、あるいは、手を入れることで、足の動きが止まってしまう、という具合になる可能性があるでしょう。
 とにかく、まずは足の上下の動きを止めないことです。
B.Dは連打をするわけだから、よほどのスローテンポでない限り、動きが止まると音は出せない。
一方、手=スティックは、前号までに述べた原則からすると、各拍のB.Dによる16分音符ウラの2つ目、つまり16分音符の4つ目のタイミングで頂点に達しているように振り上げなければなりませんが、とりあえずは、それよりも少し早めにあがっても良いでしょう。
不安定な状態にはなりますが、それでも、B.Dの動きが止まるよりはいい。
早めに振り上げて、いつでも振り下ろせる、という状態にしておいて、B.Dの音と音の間でショット、というアプローチで、まずはトライしていいと思います。
テンポキープはちょっと不正確になるかもしれませんが、まずは手足の動きの順序、コンビネーションを掴んで、その後、手=スティックの振り上げ、頂点のタイミングを修正していけるといいでしょう。
 但し、早めに振り上げることにより、次のショットが大幅にハシってしまって、B.Dのキックと同時に振り下ろしてしまうようなら、別のやりかたでトライする必要があります。
 別のやり方とは、まず、両手のアタマ打ちのみから始めて、途中からB.Dの連打を加える、というアプローチ。
この時、「両手(のスティック)の動きが、各拍の16分音符4つ目で頂点に達している(※1)」、という形は守っていなければ、上手くキックが入らない可能性が高い。
「(※1)」が出来ているということは、すなはち、16分音符を感じている、16ビートにノレているということだから、B.Dも的確に入りやすい。
(このときのB.Dも当然、足の動きを止めないのが原則です。)
 人によって、スティックコントロールに不安、あるいはフットワークがイマイチ、など弱点に違いがあると思いますから、足の動きを止めないことを最優先にするか、まずショットだけで始めて、途中からキックを加えるか、アプローチを選択してトライしてみてください。

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2013年05月25日発行第465号掲載


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