Beat46・WEBドラム教室[16-24]

【16ビートのフィルイン04-03】


 前号からの続きです。
 「B.Dの連打に於いては、ビーターを打面で止めずにキックした方が良い。」と述べましたがそのことについて、もう少し掘り下げて解説します。
☆「ビーターを打面で止めずにすぐに戻せば、ヒザ、カカトを上げた状態で待つ時間が生まれるのではないか?」☆
という疑問が当然湧きます。
はい、特にスローテンポに於いてはそうなりますね。
そのことで、次にキックをするとき、強く踏み込めないのではないか?、と思う人もいるでしょう。
B.Dを強く踏み込めない時、というのは、ビーターが打面方向へ動こうとしている場合です。
あるいは、ビーターが中途半端にしか戻って来てない状態からキックをした時です。
ですから、まず、「ビーターが打面でバウンドして戻って来るスピードを殺さないように素早くヒザ、カカトを上げる。」ことが重要です。
もっと正確に言えば、
☆☆「ビーターが戻り切る前に、ヒザとカカトは上げ切る。」☆☆
ということ。
こうすると、ビーターが打面と反対方向に戻って止まる前に、次のキックのための蹴り込みを行える。
すると、ビーターの動きと蹴り込みが反対方向になるので、蹴り込む足に「抵抗」を感じることが出来て、結果、強くキック出来るわけです。
 上記☆印の、ヒザ、カカトを上げた状態で待つ時間、というのはよほどのスローテンポでない限り、ほんの一瞬です。
また、上記☆☆印も、実際には、ビーターと、ヒザおよびカカトの上がる速さに格段の差はつけられない。
ということは、打面でビーターを止めずにすぐ戻したとしても、ヒザ、カカトの上下運動とそれに連動するビーターの動きも、ほぼ、止めることなく連続して行える、ということです。
もし、明らかにビーターが戻り切って止まる時間、ヒザ、カカトが上がり切って止まる時間が長い、と感じるならば、それは、よほどのスローテンポ=かなり遅い速さ、ということだから、その場合は、ビーターが打面で止まる時間を設けて良い、ということ。
最も、そこまで遅いテンポであれば、16分音符ウラの連打の醍醐味もなくなるし、むしろ、8分音符のウラと捉えて良いぐらいの速さです。
メトロノームの数値が70あたりを下回らない限りは、ビーターを打面で止めなくても、ヒザ、カカト、ビーターの動きは連続した往復運動に出来る筈です。
 次回に続きます。

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2013年04月27日発行第461号掲載


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