Beat46・WEBドラム教室[16-23]

【16ビートのフィルイン04-02】


 前号の続きです。
16分音符ウラの連打のキックの仕方について述べていきます。
 結論から言うと、「連打をしている間、ビーターを打面で止めないのが望ましい。」ということです。
 リズムパターンでB.Dをキックする場合は、キック後、ビーターを打面に付けている人も居ると思いますが、今回のように、一定の、ある程度間隔の狭い(=すなはち速い)動きについては、ビーターは打面でバウンドさせた方が良い、ということ。
手=スティックの場合、速い連打は必然的にスティックは打面でバウンドさせることになり、これはビーターも同じですが、問題は、スローテンポでウラ打ちの速度が遅い時です。
 スティックの場合は、次のショットまでに時間がある時は、打面近くで降ろして止めて待つことで時間を稼ぐ、が原則です。
振り上げた状態で待とうとすると、早く振り下ろしてしまったり、もう一方のスティックとのコンビネーションが狂いやすい。
しかし、B.Dのビーターは、逆に、戻した状態で時間を稼げた方が良い。
戻した状態とはつまり、ヒザとカカトが上がって、ビーターが手前(足側)に傾いた状態です。
よほどのスローテンポでない限り、ビーターを打面で止めない方が良い。
 その理由は、まず、ビーターを打面で止めながらの連打だと、どうしても打面への押しつけが無駄に強くなり、結果、耳に刺さるような不快な音になりやすい。
ビーターの往復運動に時間的な余裕がなくなり、強く速く動かすことになるので音量調節もやりづらい。
ビーターの戻りを小さくすれば、B.Dの音を小さくは出来ますが、それだと引き上げをほとんど意識出来なくなり、結果として、16分音符ウラのタイミングも掴みにくくなります。
 また、ビーターを打面で止めてしまうと、B.Dそのものの鳴りが、確実に悪くなります。
(HPの、「WEBドラム教室-バスドラムの鳴らし方04-」でも述べています。)
 音量調節云々よりも、まず、16分音符ウラのタイミングを掴むために、ビーターは打面で止めず、戻した状態で止めて時間を稼ぐ、と思ってください。
 この点を、次回詳しく解説します。

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2013年04月20日発行第460号掲載


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