Beat46・WEBドラム教室[16-20]

【16ビートのフィルイン03-01】


 さて、今回からはまた新たなバリエーションを紹介します。
 譜面を見てください。
 16分音符ウラの連打は変わりませんが、拍のアタマを打つのは1拍目のみで、後はすべて、16分音符ウラの連打のみとなります。
当然ポイントは「テンポのキープ」ということになりますね。
 このフィルインを口で言うと、「タタッタッタッタッタッタッタッタ」となるわけですが、これだと、拍のアタマのタイミングがわかりにくいので、「タタッタウタッタウタッタウタッタ」と音には出さない拍のアタマを「ウ」と、叩いたつもりで言うと良いでしょう。
また、「ウ」と言いながら、首がわずかに下向きに振れれば、尚良い。
そして、その「ウ」と口で言う瞬間、16分音符ウラを打つスティックは頂点に上がっている、ということも理解してください。
つまり、首の動きと、スティックの動きは、互いに反対方向である、ということ。これは実際に、全拍アタマでスティックを振って音を出してみればわかりますね?
これは、メルマガの「16ビートのフィルイン01-01」の形ですが、拍のアタマを打つとき、もう一方のスティックは上がっていき、アタマの音がなる瞬間、ウラ打ちをするスティックは頂点に上がっている筈です。
この、アタマ打ちのショットの代わりに、実際には音の出ない「首の振り」を行うということ、また、同時に「ウ」と言うこと。
両方一緒に出来ればベストですが、首を振ることで、16分音符ウラのスティックの動きがツラレる場合もあります。
また、首の振りが16分音符ウラと同じタイミングになってしまったりもする。
そういう場合はまず、拍のアタマを口で「ウ」と言うだけに留めておいていいでしょう。
逆に、拍のアタマで首を下向きに振れれば、口で「ウ」という必要はない。
 ただし、この首の振りと、手(スティック)や足の動きが逆方向になることは、コンビネーションの上では、かなり頻繁に出て来ますし、むしろその方が多いので、根気よくマスターして頂きたい。
また、首を振る代わりに、ハイハットを操る方の足のカカトをフットボードに打ち付けてテンポキープをする、いわゆる「カラ踏み」という方法がありますが、この「カラ踏み」については、「ハイハットワーク」の続きで解説したいと思います。

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2013年03月30日発行第457号掲載


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