Beat46・WEBドラム教室[16-19]

【16ビートのフィルイン02-06】


 1、3拍のアタマのみを打つ16分音符ウラの連打のフィルインの移動のバリエーションとしては、今回で一区切りつけたいと思います。
 譜面を見てください。
 1、3拍アタマでシンバルとB.D(=バスドラム)を鳴らすのは同じです。
16分音符ウラの方は、F.Tを基点として、その他のパーツ(S.D、H.T、L.T)を行ったり来たりさせます。
また、1〜2拍目にかけて、S.Dを連打させ、3〜4拍目では、F.Tを連打させるので、全体として不規則な形で、基点となるF.Tの音が鳴り、且つ、忙しく移動する形を取っています。
H.Hを刻むリズムパターンから行うなら、上半身のヒネリを使ってフィルインに移行する。
その際、ウラ打ちをするスティックの通り道が出来るように、1拍目のシンバルを打つ方の手を少し外側に避ける。
このあたりは既に述べた注意点と同じですね?
 また、目線の持って行き方は、一番多く叩くパーツ、今回のものならばF.Tを中心として、その他のパーツすべてが見える位置に持って行く。
移動に合わせて、目が付いて行けば一番良いですが、テンポが速いとそうもいかない。
また、移動に合わせて目を動かすことは、かなり意識を使うので、演奏自体に影響が出やすい。
目を動かすのは、ミスをしやすい部分=パーツ、を叩く時にとどめ、出来るだけ最小限にしておく。
基本的に、すべてのパーツが視界に入る位置に目線を置いておけば、目を動かすことを最小限で済ませられるでしょう。
 移動のバリエーションは、すべては紹介していませんが、是非、自分で創作してみてください。
上から下(S.DからF.Tへ)、下から上、特定のパーツを基点(中心)として行ったり来たり、不規則な移動のために同じパーツを奇数連打する、等色々な法則に従って叩いているうちに、それらを全く考えずに、アドリブ的に、その時に思う通りの移動が出来るようになるでしょう。
かなりたくさん叩かないとそうはなれませんが、その積み重ねた練習量が自分自身の上達の糧となることは間違いありません。

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2013年03月23日発行第456号掲載


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