Beat46・WEBドラム教室[16-14]

【16ビートのフィルイン02-01】


 今回より、再び16ビートのフィルインの解説を進めて行きます。
 譜面を見て下さい。
 前回(「16ビートのフィルイン01-13」)までのフィルインと、どこが違うかわかりますか?
はい、「2、4拍のアタマの音がない」というのが前回までとは違う部分ですね。
拍のアタマの音が少なくなるということは、その分、16分音符ウラが強調されるということ。
また、テンポキープも難しくなります。
 ポイントは、まず「うたいかた」にあるでしょう。
うたう=口で言う、ということですが、今回のフィルインは、「タタッタウタッタタタッタウタッタ」と、口で言いながら叩くことからまず始めて下さい。
2、4拍目アタマに「ウ」が入ってますね?
この「ウ」を特に強く言いながら叩きます。
この「ウ」のタイミングは、実際には叩かない部分ですが、ここに音があれば、前回までの形、つまりすべてのアタマで叩く、という形になりますから、「ウ」を強く口で言って、「叩いたつもりになる」ということ。
1、3拍アタマは実際に叩きますから、これでかなりテンポキープはしやすくなる筈です。
 もうひとつのポイントとしては、16分音符ウラの連打のところで「スティックの動きを止めない」ということ。
特に、「ウ」と強く口で言うことに意識を使い過ぎると、スティックの動きが止まりやすい。
「ウ」と口で言う瞬間、ウラを連打するスティックは、頂点になければならない。
スティックの動きが止まる場合は、たいがい「ウ」の直前のウラのショットでスティックが止まってしまい、「ウ」と発音した後に慌ててスティックを引き上げようとする。これだと、よほどのスローテンポでない限り、ウラ打ちが遅れるでしょう。
仮に、遅れなかったとしても、音量や音色が変わってしまったりする。
16分音符ウラは、等間隔で並ぶ音符ですから、基本的には音量、音色を揃えるべきで、それには、スティックが一定の上下運動を繰り返さなければなりませんから、スティックの動きが止まってしまうことは、結果的に、音量、音色、そしてタイミングも不揃いになる、ということです。
 また、「ウ」は強く言うと同時に、歯切れよく、語尾を伸ばさないように発音しましょう。

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2013年02月16日発行第451号掲載


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