Beat46・WEBドラム教室[16-10]

【16ビートのフィルイン01-10】


 今回は、前号01-09とは逆方向の移動の形です。
 譜面を見てください。
 16分音符ウラのショットをフロアタムから始め、L.T→H.T→スネアの順に1拍づつ、上に移動して行く形です。
クラッシュシンバルは、4拍目以外は、利き手側の方しか使えないでしょう。
もちろん4拍共利き手側の方を叩いても良いです。
注意点としては、1拍目のスタート時に上半身をしっかりヒネる、ということ。
 また、上半身をフロアタムの方に傾けないようにしてください。
重心がバスドラムをキックする足の方に傾き、キックがしづらくなります。
ハイハットを刻むリズムパターンから行う場合は、特に素早く上半身をヒネッてフロアタムの方を向く。
スティックだけを慌てて持って行こうとすると、結果的に上手くスタート出来ないことが多い。
上半身をヒネれば、腕は自然とフロアタムの方へ向く。
スティックだけを持って行こうとすれば、腕に力も入りやすい。
腕に力が入れば、恐らく手首や指にも力が入るでしょう。
振り下ろす前に腕(手首、指)に力が入ると、スムーズにスティックを触れなくなります。
腕は本来、前後や斜めの移動、つまり、自分から見て遠いパーツへ向けての移動のために曲げ伸ばしして使うべきものです。
強いショットで多少腕を使うことはあるが、基本的にはスティックそのものを動かすのは手首と指がメインです。
そして、左右の動きには上半身のヒネリを使う、ということ。
ここらあたりは、すべてのフレーズの演奏に於いて共通する注意点です。(今までの他のフィルインの解説の中でも述べた内容と多少重複しています。)
腕に力が入りにくくするために、腹筋に力を入れる、ということも以前述べたと思いますが、腹筋に力を入れても、上半身のヒネリには影響は出ないと思われます。
 以上のことに注意して叩けば、移動そのものは、段々と上半身のヒネリが弛くなる方向ですから、前号のものよりはラクな形かも知れませんね。
 前号の形と合わせて、1曲の演奏の中で、スネアからフロアタムへ、という形と、今回の、フロアタムからスネアへ、という形、両方スムーズに出来るように練習してください。
 また、その発展バージョンとして、1拍ごとの移動の順序を、例えば、L.T→S.D→H.T→F.Tなど、色々変えてやってみましょう。

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2012年11月03日発行第436号掲載


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