Beat46・WEBドラム教室[16-09]

【16ビートのフィルイン01-09】


 今回より、「16ビートのフィルイン」の解説に戻ります。
前回の、01-08の応用編となります。
 譜面を見てください。
各拍のアタマはクラッシュシンバルとバスドラム、そして、16分音符のウラ打ちが、1拍ごと(2打ごと)にスネアドラム→ハイタム→ロータム→フロアタムへと降りて行く形ですね。
 01-08での解説の内容に注意しながら叩いてもらえれば良いと思いますが、利き手ではない方でウラ打ちを連打しつつ、利き手の側へと移動して行く形なので、少々叩きづらいでしょう。
 ポイントとしては、腕だけ移動をさせようとせず、「上半身のヒネリをしっかり使う。」ということです。
また、左右どちらのクラッシュシンバルを使うか?ということですが、1拍目以外は、ハイハット側のクラッシュシンバルは恐らく使えないでしょう。両手が交差してしまうからですね。
2拍目以降は、ライドシンバル側(つまり利き手側)を使うのが自然で、やりやすいと思われます。
ただ、ライドシンバル側のクラッシュシンバルを使うとしても、フロアタムまで降りて来た時、クラッシュシンバルを打つスティックと、フロアタムを打つスティックが交差しそうな(或は交差してしまう)位置関係になる場合もあるでしょう。
ですので、クラッシュシンバルを叩く方の腕を、少し外側に逃がすようにしながら叩き、フロアタムを叩くスティックの通り道を作って叩くようにします。(これまでの幾つかのフィルインの中でも述べた事項ですね)
利き手でない方で単独で連打をすること自体キツい上に、利き手方向への移動、さらには16分音符ウラ、という、叩きにくい条件が揃ったフィルインですが、バリエーションを増やすというだけでなく、利き手でない方の強化にもなるメニュー、と言えるでしょう。
 フロアタムへと降りて行くに従って、音量が落ちないように気をつける、ということも忘れずに。
パーツの口径はだんだん大きくなっていくわけだから、逆にだんだん強くショットする位のつもりで叩くと、結果的に音量が揃います。
特に、スネアやタムに比べて、フロアタムはかなり大きくて、胴も深い。
おまけに低音ですから、音も引っ込みやすいので、上半身をしっかりひねってフロアタムへと向けて強くショットすることを心がけましょう。

Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved.


2012年10月27日発行第435号掲載


[→]次のページ[16-10]【16ビートのフィルイン01-10】

[←]前のページに戻る

【16ビートのフィルイン・メニュー】

[⇔]WEBドラム教室メニュー


Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved.
Beat46ドラム教室