Beat46・WEBドラム教室[16-08]

【16ビートのフィルイン01-08】


 今回は、前号までの内容に沿った、別のバリエーションを紹介します。
音符のタイミングは同様で、シンバルとバスドラムを使う形です。
 譜面を見てください。拍のアタマをシンバルとバスドラムにし、16分音符ウラの連打はスネアドラムです。
前号の、L.T(もしくはL.TやF.T)でアタマを叩く形よりも、さらに左右の動きが独立した感覚が得られるのではないかと思います。
シンバルと、スネアドラムやタム、フロアタムでは、叩いたときの感触、反動が明らかに違うからですね。
ただ、シンバルを打った次の16分音符ウラが叩きにくいと感じる場合もあると思うので、最初は「アタマ打ちの次にもう片方のスティックでショット」という「順序」を意識しても良いでしょう。
 様々なフィルインで共通しているのが、「シンバルの次の、もう片方のショットの打ちづらさ」というもので、これは、シンバルが揺れるため、ショットの反動が得られず、次のもう片方のスティックの動きとつながりにくい、ということですね。
その防止策としては、「シンバルが鳴った時に、もう片方のスティックは確実に頂点まで上がっている」ようにする、ということ。
特にこれは、スタートの1拍目で意識すべきことですが、なぜかというと、フィルインを叩き始める時、16分音符ウラを叩くスティックは振り下ろされている状態である筈だからですね。
そこから始動がなされるからこそ、1拍目のアタマのシンバル打ちの際にチップを頂点まで上げるという意識が必要なわけですね。
(もちろん、フィルインの前のリズムパターンで、16分音符ウラのショットをフィルインの直前でも叩くような場合は除きます。)
そして、2拍目以降は?というと、ウラ打ちの連打の動きを止めないように心がければ、自然と、アタマのシンバルを打つタイミングで、ウラ打ちする方のスティックのチップは頂点まで上がっている筈です。
 つまり、1拍目のスタートだけ、左右のスティックの動きの関連性を少し意識し、その後は、アタマのバスドラムとシンバル打ちは、4分音符の動きとして意識し、それを基に、16分音符ウラの連打をする。左右独立しているイメージを持って叩く、ということです。
ですから、シンバルを打つスティックの動きは、前号までに紹介した3通りのうちのいずれかで行ってください。
アタマ打ちの動きで16ビートを感じ(=16ビートにノッた4分音符を叩く=16分音符の成分を含ませて叩く。)、それによって16分音符ウラを連打する、ということです。
もとより、既にリズムパターンの段階で16ビートにノッているということが前提となります。
 「16ビートにノる」・・・、次回はこのことについて整理してみたいと思います。

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2012年09月08日発行第428号掲載


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