Beat46・WEBドラム教室[16-04]

【16ビートのフィルイン・01-04】


さて、3回に渡って紹介して来た16ビートのフィルイン、リズムは全て同じで、移動パターンが違っていましたね?
ここで、このフィルインの、右利きの場合の右手(左利きなら左手)、つまり、各拍のアタマを叩く方のスティックの動きを確認しておきたいと思います。
 各拍のアタマを叩く=4分音符の動き、ということですが、引き上げのタイミングがポイントです。
一番わかりやすい形としては、「16分音符ウラを連打しているもう一方のスティックが、各拍の2つ目の16分音符ウラを叩くために振り下ろされて行く時に、同時に振り上げ、2つ目の16分音符ウラが鳴った瞬間に、頂点まで振り上がっている。」、という形ですね。これは、右利きの場合ならば、元々「右左右左・・・」と16分音符をすべて連打している時の左右のスティックの動きそのままのものです。
この場合、16分音符4つ目の左手が振り下ろされるとき、次の右手は振り上げられますね?
 今回のフィルインは、3つ目の右手の音を抜いた形ですから、拍のアタマを打った右手は打面近くで振り下ろした状態で止めておき、16分音符の4つ目=2つ目の16分音符ウラを打つための振り下ろしの時に再び振り上げ始める、ということ。
この動かし方が一番わかりやすく、やりやすいでしょうから、まずはこの引き上げ方で練習して良いでしょう。
 その上で、各拍のアタマを叩くスティックの動かし方は、もう「2通り」あります。
 ひとつは、4分音符を叩く時の基本的な動かし方です。
過去に配信した「4分音符を叩く」の解説とダブる内容ですが、決定的に違うのは、「もう片方のスティックで16分音符ウラを連打しながら」ということですから、単に片手で4分音符を叩くのと同じようには動かしづらいでしょう。
今回の譜面は「4分音符を叩く」で使用した譜面を再度掲載しましたのでご覧下さい。
この譜面の動きが1つ目の動かし方です。
拍と拍の真ん中=つまり8分音符ウラ、のタイミングで、手首の関節を引き上げる。(譜面のaの部分)
この部分は、今回のフィルインでは叩かない部分ですね?
この叩かない部分を手首の関節の引き上げという動きで、叩いたに等しい動きとして作る、ということです。
その後、スティックの先端=チップが頂点まで引き上がるタイミングは、2つ目の16分音符ウラの音が鳴った時(譜面のbの部分)、
です。
つまり、手首の関節の引き上げの後の動きは、最初に述べた、一番わかりやすい形と同様、というわけです。
この譜面に沿った形で拍のアタマを打ちながら、もう片方のスティックで16分音符ウラを打つ動きを「タカウカタカウカ・・・」とうたってみてください。
「タ」=拍のアタマのショット、「カ」=16分音符ウラ、「ウ」=手首の関節の引き上げの部分(=タイミング)ということになります。
この「タカウカ・・・」の左右のスティックの動きの組み合わせも、この機にマスターしてもらいたい形です。
 マスターする必要性を次回に述べたいと思います。

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2012年08月11日発行第424号掲載

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