Beat46・WEBドラム教室[16-02]

【16ビートのフィルイン・01-02】


 今回は、前号のフィルインの、タムやフロアタムへの移動のバリエーションを紹介します。
 譜面を見てください。
 スネアから順にフロアタムまで降りて行く形ですが、少々移動の仕方がひねくれています(笑)。
単純な1拍づつの移動ではなく、「16分音符ウラの二つ目=各拍の16分音符4つ目」にあたる音符で次のパーツへ移動させます。
ただし、3拍目の最後の音と、4拍目の全ての音はフロアタムです。
上記「」の音と、次の拍のアタマとその次の16分音符ウラの3つの音が同じパーツの音、という形になります。
ちょっと錯覚を起こしやすい音の変化になりますが、右利きの場合、あくまでも拍のアタマは右手でのショットであり、その他の2つの16分音符ウラの音は左手で連打して行く、という手順で忠実に叩けば、テンポ(=拍のアタマ)を見失うことはないでしょう。
『16ビートに於いては16分音符ウラが強調される流れであり、特に16分音符4つ目にあたる方のウラ(上記「」)が強調されることが多い』
と述べましたが、今回は、16分音符ウラの連打があり、まさにその4つ目にあたる方のウラで音の変化がある形なので16ビートの演奏の流れに沿ったフィルイン、と言えます。
 ポイントとしては、2拍目から3拍目(ハイタムからロータム)と、3拍目から4拍目(ロータムからフロアタム)への移動の時に、上半身の回転(=腰のヒネリ)を使うことです。スティックだけを次のパーツの上に運ぼうとせずに、上半身の回転でもってスティックを運ぶ、ということ。(上半身回転を使うことは、全てのフィルインに於いての共通項でもあります。)
アタマとその次の2打を打ち終えたら、すぐ次のパーツの方へまず、上半身を先に回転させるようにします。
上半身の回転(=腰のひねり)を行う間も、16分音符ウラを打つ方のスティックは引き上げの動きをしている、ということも忘れないでください。
上半身の回転にだけ気を取られると、16分音符ウラを叩くスティックの動きが止まってしまうかも知れませんのでご注意を。
 各拍に於いて、16分音符の音を1つだけ抜いた形であって、その、音が抜けている部分で移動させて(上半身を回転させて)次のパーツを叩く形ですから、動きとしては、さほどキツいものではないと思いますが、それでもやはりスローテンポから練習しましょう。 今回の形が上手くできない場合は、まず「1拍づつ(つまり拍のアタマで)次のパーツへ移動させる形」をまずやってみてください。

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2012年07月28日発行第422号掲載

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