Beat46・WEBドラム教室[16-01]

【16ビートのフィルイン・01-01】


 16ビートのリズムパターンをひとつ解説し終えたところで、「16ビートのフィルイン」も紹介していきます。
リズムパターンとつなげて演奏し、16ビートの流れを作っていくのが目的です。
 譜面を見てください。
「フィルインを叩く」の16分音符シリーズで紹介した、16分音符を1個抜いた形の続き、です。
右利きの人の場合、右手は各拍のアタマのみを叩き、左手は、16分音符のウラを連打する、この繰り返しの形です。
以前に紹介した範囲では、音を抜くのは左手の方であり、右手は8分音符の連打をキープするものばかりでしたね?
今回からは、右手の音を抜き、左手を連打します。
 さて、8分音符の連打と、今回の16分音符の連打、並ぶ音の間隔、つまり音の速さ(長さ)としては双方同じではある。
しかし、当然ながら1拍の中でのタイミングは全く違います。
この、音の速さ(長さ)が同じであるということで、叩いているうちにいつのまにか16分音符ウラの連打が8分音符のタイミングになってしまう、というのが陥りやすい症状です。
 今回のフィルインではまず、アタマのショット(右利きなら右手)が4分音符の速さで動くことを理解し、それを意識しながら16分音符の連打をキープ出来るようになることがポイントです。
オモテとウラの存在、タイミングを区別させて、同居させる、ということ。
当然ながら、『アタマのショットよりも、16分音符ウラのショットの方の音を大きくするつもり』で叩きます。
このフィルイン自体、16分音符ウラが強調される形ですから、結果的に全ての音が同じ音量になるのは構いません。
が、やはり「16分音符ウラの方がメインである」と意識して叩くことが16ビートにノッて演奏することになるので、上記『』のことは重要です。
 また、大きく音を出すには、スティックを大きく振ることになりますが、
「スティックが振り上がって頂点に来るタイミングが8分音符のタイミングである」ことを理解してください。
そしてその振り上がった時のタイミングも気にしながら連打すれば、16分音符全てを並べて叩いている時の感覚に限りなく近くなりますから叩きやすくなると思います。
そのことを実感するためにも、必ずスローテンポから練習してください。
 次回に続きます。

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2012年07月21日発行第421号掲載

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