Beat46・WEBドラム教室[15-13]

【16ビートを叩く03-08】


 今回は、また新たなパターンを紹介します。
 前号で、B.Dの16分音符ウラの連打がありましたのでその、ウラの連打を絡めた形をもうひとつ紹介します。
 譜面を見て下さい。
 1拍目は、8分音符の連打になっており、2拍目から3拍目にかけて、B.Dの16分音符ウラを3連打します。
1拍目を8分音符連打にしたのは、続く2拍目からの16分音符ウラの連打を、この8分音符の連打と同じ動きでスタートのタイミングのみ変えてキック、という形でやってもらえるとわかりやすい、と思うからです。
 前号で述べたように、16分音符ウラの連打の速さは、同じテンポの8分音符の連打と同じです。
ですから、1拍目で8分音符連打をし、その動きの感覚、感触のまま、続く16分音符連打をしてみる、ということ。
「1打づつ、動きを止めない」で連打する、ということがポイントです。
もちろん、16分音符ウラの連打は、H.Hの刻みの動きと互い違いなわけですから、1拍目の8分音符ウラとは違い、H.Hを刻む動きが足にツラレがちです。
「スティックを大きく振り、振り上げる時も、何か叩くものがあるつもりでしっかり振り上げる。」
ということを意識してトライしてください。
上手く出来るようになったら、スティックの振りを、だんだん小さくしていき、最終的に、普段H.Hを叩く時の振りの大きさまで戻す。
「両手で16分音符すべてを連打する時、片方のスティックで打面を叩く瞬間に、もう片方のスティックは必ず頂点まで、上がっている。」
H.Hを刻むスティックと、B.Dで16分音符ウラを連打する時のビーターの動きの関係性は、まさにこれと同じです。
ウラを叩く方の手(スティック)が、足(ビーター)に変わっただけのことです。
 この、「手(スティック)が8分音符連打で、B.Dが16分音符ウラ」という形で16分音符を並べる動きは、フィルインでも応用出来ますし、立体感のある音が出せて応用範囲も広いので、是非マスターして頂きたい。
 また、3拍目は16分音符ウラ1打のみとして、その後はB.Dは休符、としたのは、「音を出さなくてもテンポキープ出来るようになるため」です。
小節の前半に、B.Dを慌ただしくキックしたのに、後半はB.Dの音がまったく音がない。
こういうギャップがあるコンビネーションでも、テンポキープすることに慣れてください。
「音を出していなくても、タイミングを認識する。」これは「16ビートのノリ方。」でも述べましたね?
 音数が少ない部分は、テンポがハシリやすい。そこにも注意して練習してみて下さい。

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2013年02月02日発行第449号掲載


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