Beat46・WEBドラム教室[15-12]

【16ビートを叩く03-07】


 では、前号のパターンの、3拍目から4拍目にかけての解説を述べます。
 4拍目の、16分音符2つ目のキックが遅れやすい、と述べましたが、これは、3拍目16分音符4つ目と、4拍目の16分音符2つ目のキックの間隔が狭く、且つ、この二つのB.Dのキックの間に、S.Dを打つ、という行為が挟まるからですね。
03-05のパターンでは、3拍目16分音符3つ目(8分音符ウラ)をキックしてから、4拍目S.D、そして直後のキックまでに時間の余裕がある。
 また、8分音符ウラのキックですから、若干、スピードが落ちた動きになっている。
それゆえ、B.Dをキックする足も、ある程度、次の動きを待ち構えられるわけです。
なので、4拍目のS.Dのショットの動きに合わせようとしてしまいがちになる。だから、詰まりやすかった。
しかし、今回のパターンは、3拍目で16分音符の4つ目、つまり一番後ろのタイミングでキックし、直後にS.Dを打ち、その直後にまたB.Dをキック、という慌ただしい動きなので、S.Dの後のキックが遅れやすい。
 この対策としては、とにかく、「キックする足の動きを止めない」ということに尽きます。
3拍目から4拍目にかけてB.Dは、「16分音符ウラの連打」になることはおわかりでしょう。
16分音符のウラの連打は、言うまでもなく、同じテンポの8分音符の連打と音の間隔は等しい。
8分音符の連打とはつまり、H.Hを刻むスティックの動きですよね?
H.Hを刻んでいるスティックは、よほど極端なスローテンポでない限り、動きは止まらない筈ですね?
逆に止めると遅れてしまう。
ということは、B.Dをキックする足も、同じ動きが必要ということ。
スティックの動きと同様、頂点(ビーターが最大限戻された状態)と打点(ビーターがB.Dの打面に当たった状態)を止まることなく動き続ける状態にする、ということです。
 「わかってんだけど、動きが止まってしまうんだよ!」という人も居るでしょう。
それは、キックの連打の間に入れる、S.Dのショットに意識を使い過ぎ、と言えます。
スティックを振って音を出す以上、何%かは必ず意識は配分するわけですが、大半をB.Dの連打に使ってやってみましょう。
頭の中での格闘が必要です。最初はS.Dが上手く打てなくても良い。
 むしろ、S.Dは叩かず、H.Hの刻みとB.Dのみにして、B.Dが上手く連打出来るようになってから、S.Dを入れてみる、でもいいです。
 今回のパターンが出来るようになれば、恐らく、S.Dのショットが挟まらない部分での、B.Dの16分音符ウラの連打を使ったパターンも、クリア出来る筈です。

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2013年01月26日発行第448号掲載


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