Beat46・WEBドラム教室[15-11]

【16ビートを叩く03-06】


 今回はまた別のパターンを紹介しますが、その前に前回のパターンの解説の続きを先に述べます。
 お気づきの読者もいるかもしれませんが、前回03-05のパターンは、
「1小節の中で、B.Dのキックが、16分音符の4つのタイミングすべてを含んでいる。」
ということを認識して頂きたい。

1拍目=16分音符の1つ目(拍のアタマ)と4つ目。
2拍目=同4つ目。
3拍目=同3つ目(8分音符ウラ)。
4拍目=同2つ目。

いかがでしょうか?
 つまり、このパターンは、単音(1打)づつ、ということで言えば、16ビートのB.Dのキックのすべてのバリーションを、1小節の中に含んでいる、ということです。
 もちろん、そのキックの前後に、S.Dのショットがあるか否か、という違いはありますが、このパターンがしっかり出来るようになれば、16ビートのリズムパターンの、B.Dの様々なバリエーションが出来るようになるための道筋が出来る、と言って良いでしょう。
あとは組み合わせ、順番を変えて作ればいいわけです。
 例えば、3拍目のキックを2拍目に、2拍目のキックを3拍目に持って来る。
つまり、2拍目と3拍目の、キックのタイミングを入れ替えるわけです。
そのように入れ替えたものが、今回の譜面です。
 ここで、譜面を見てください。
 この場合、2拍目のB.Dと3拍目のB.Dとの間が、かなり空きますね?
その分、まったく違った雰囲気のパターンになりますが、ポイントのひとつはやはり、3拍目のアタマのタイミングをしっかりとることです。
3拍目アタマでB.Dを「キックしたつもり」にならないと、実際にキックする16分音符4つ目が上手く入らない可能性があります。
また、難所がもうひとつあります。
それは、今述べた3拍目のキックから4拍目アタマのS.D、そしてすぐ後のB.D(16分音符2つ目)までの動きです。
前号で述べた、4拍目の16分音符ウラ2つ目は詰まりやすい、ということとは逆に、今度は、B.Dが遅れてしまうのではないか?と思われます。
 この部分についての解説は次回に述べたいと思います。

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2013年01月19日発行第447号掲載


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