Beat46・WEBドラム教室[15-09]

【16ビートを叩く03-04】


 さて、16ビートのアンサンブルについて少し解説しておきましょう。
楽器同士の音の関係性、という部分で述べたいと思います。
 16ビートのリズムの流れを、どう作り出すかということですが、ドラムを含めて、すべての楽器が16分音符ウラを強調するリズムで音を出すこともあれば、ドラムはシンプルに4分音符や8分音符しか音を出さず、(但し、4分音符、8分音符と言っても、16分音符の一部として捉えている必要があります。叩いていない部分の16分音符を常に感じていなければなりません)その他の、ベースやギター、キーボードなどが16分音符ウラを強調するフレーズで音を出す、という場合もあります。
 ドラムが16分音符ウラを強調するリズムパターンを出す場合は、他の楽器のいずれかひとつは、その強調する部分に沿って音を出すことが大半でしょう。
 その代表選手は、やはり「ベース/ベーシスト」です。
楽曲のアレンジは様々なので、一概にこうだ、とは言いきれませんが、やはり、ドラムとベースがリズムの核となる部分を作り出し、他の楽器やヴォーカルが、それに乗っかってアンサンブルを成立させる、という形が基本です。
 これは、ドラムとベースが、「低音」を出す楽器であって、「低音」=低い音、というのは、やはりどっしりと地に足を付けた土台というイメージがあり、実際に耳で聴いてもそういう感覚を得られるわけですから、当然、リズムの核、柱、と成り得るわけです。
また、ベースのフレーズは、バスドラムの音にリンクすることが圧倒的に多く、リズムアレンジの定石、と言っても良い。
ですから、ドラムとベースのリズムの呼吸、タイミングは特にしっかり合っていなければならない。
 今回のパターンで言うならば、2拍目の16分音符4つ目のタイミングでは、ベースも必ず音が入る、と言ってもいいでしょう。
ここのB.Dとベースのタイミングを特にしっかり合わせて、(当然、テンポキープもさせながら)リズムの核、柱を作り出せば、他の楽器も演奏しやすくなり、結果、16ビートのバンドアンサンブルが、しっかりしたものになります。
 ただ、ドラム、ベースを充てにするのではなく、ヴォーカルも含めて、全員が16ビートのノリを共有することが大切です。

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2013年01月05日発行第445号掲載


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