Beat46・WEBドラム教室[15-07]

【16ビートを叩く03-02】


 前号からの続きです。
 この2拍目16分音符4つ目のキックの音を上手く入れるには、当然ながら、ハイハットを刻むスティックの動きとの関係性が重要になります。オープン奏法を使っていない人は特にそうですね。
 まず、ハイハットの2拍目の8分音符ウラの音を叩くためにスティックが降りて行く時、ヒザ、カカトを上げて始動が始まっていること。
そして、2拍目8分音符ウラのハイハットの音が鳴った時には、ヒザ、カカトは頂上まで上がり切っていること。
当然、その時、ペダルのビーターも戻し切っていること。
そこから、キックの音が鳴った時、今度は、ハイハットを刻むスティックが頂点に上がり切っていること。
(均等な8分音符を片手で叩いている時、その音同士の真ん中でスティックは頂点に上がり、ショット→頂点→ショット→頂点・・・を並べると16分音符になる、ということは既に述べましたね?)
 ただ、自分一人で音を出して上手く出来ても、バンドアンサンブルに於いてはちょっと手こずるかもしれません。
理由は、前号で述べた通り、2拍目16分音符4つ目で、他の楽器も同じく音を出し、そのままシンコペーションする場合もあり、少なくとも、3拍目アタマには自分の出すハイハットの音しかないわけですから、キッチリその3拍目アタマのタイミングをとって、テンポキープが出来るようにしなくてはなりません。
他の楽器のプレイヤーも、そのドラムの音のタイミングを基本として演奏を進めて行く、つまりは、あてにされるってことです(笑)
 演奏で出す音の変化が如何なるものであれ、拍ごとの変化を認識する、ということも既に述べましたね?
 まずは、ドラムだけで演奏して、確実に出来るようにして、その上でバンドアンサンブルでツラレないようになるところまでトライしましょう。
CDやi-podなどで、アーティストやバンドの曲=「2拍目16分音符4つ目でシンコペーションしているもの」を選んで一緒にプレイするのも、バンドアンサンブルを想定した個人練習として有効でしょう。
様々な曲がありますが、私の好きなものの中から紹介するなら、「incognite=インコグニート」でしょうか。
youtubeなどで見つければ、類似の曲、同じカテゴリに入るであろう楽曲も見つかりますね。
便利な時代になりました。youtubeの存在には様々な意見があると思いますが、さしあたり「知る」ための手段としては手っ取り早いでしょう。

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2012年12月22日発行第443号掲載


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