Beat46・WEBドラム教室[15-01]

【16ビートを叩く・01-01】


 今回よりまたしばらく初級編に戻ります。
初級編とは言っても、内容もかなり進んだのでとりあえず、若葉マークは外せる(笑)、といった感じでしょうか。
 これまでは、リズムパターンもフィルインも、エイトビートの領域のものばかりでしたね。
 16分音符は出て来ましたが、フィルインの上での装飾的な位置づけであり、演奏全体としては8分音符のタイミングを合わせて行くものばかりでした。
ですから、リズムパターンでは手足の動きは8分音符のみでしたね?
 16ビートとは、わかりやすく言えば「16分音符ウラのタイミングをバンド全体で合わせていくもの」ということです。
16分音符ウラとは、1拍の中に4つある16分音符のうち、2つ目と4つ目です。(右利きの人が、右左右左・・・という手順で叩いた場合の、左手で叩く部分が16分音符ウラです。)
この2つ目と4つ目、もしくはどちらか一方が、演奏の流れの中で強調されているものが16ビートです。
バンド全体でこのウラのタイミングを合わせるわけですから、当然、そのタイミングが「強調」されているわけで、ドラムのフィルインでも当然ウラが強調されているものということになります。
強調する(される)ということは、そのウラの部分を強く叩く、あるいはそのウラだけを叩く(キックする)形、ということです。
16ビートと言えば、「ハイハットを16分音符でチキチキ刻みながらやるパターンでしょ?」と考えがちですが、実はこれは正確な答えではない。
『16ビートか否かは、16分音符が連打されていても、要はそのどの音符、タイミングが強調されているか、強く意識しながら(されながら)演奏されているかに依る』、ということなんです。(強く意識する、ということは、強調する、ということにつながって行きますね?)
 ある曲を聴いて、それが16ビートなのかエイトビートなのかを判断するには色んな音楽を聴く、あるいは演奏してみる、といったある程度のキャリアが必要にはなりますが、具体的な16ビートのリズムパターンやフィルインを習得して行く過程で、だんだんわかってくると思います。
 具体例を挙げてみます。譜面を見てください。
1、2拍目は既にメルマガでも紹介しました。(フィルインを叩く「16分音符」05-01〜05-11)
そして、3、4拍目も、形は同じですが、アクセントがついていますね?
且つ、そのアクセントは16分音符の4つ目、つまりウラです。
この、3、4拍目の部分が16ビートの演奏、ということです。
 次回に詳しく解説します。

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2012年06月16日発行第416号掲載

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