Beat46・WEBドラム教室[14-61]

【フィル・インを叩く・16分音符06-11】


 「16分音符の4つ目を抜いた形」は、今回で最後となります。
 これまでは、1つ目2つ目は同じパーツを
叩き、3つ目だけを違うパーツに移動する、という形でしたが、今回は、
(1)「2つ目と3つ目は同じパーツを叩き、1つ目だけそれとは違うパーツを叩く。」(=譜面の1、2拍目参照)
という形と、
(2)「3打とも違うパーツを叩く。」(=譜面の3、4拍目参照)
という形です。
 譜面の中に2つの形を一緒にして書いているわけで、勿論、譜面のまま叩いても、ひとつのバリエーションとなりますが、まずは(1)と(2)は別々に練習した方がいいでしょう。
譜面を参考にしながら、(1)の形を4つ、自分で作って、並べて練習します。
また、それらをシャッフルして順序を変えて練習すればバリエーションも増えます。
もちろん、譜面の1、2拍目を2回繰り返して4拍=1小節としても良いでしょう。
(2)も同様にして練習します。
 前号までの形と同じリズム=音符なのに、かなりニュアンスが変わって聞こえると思います。
とはいえ、1拍目と3拍目の形は、これまでと同様のポイント、
「右手は8分音符の速さで動かすことを意識しつつ、それにより左手の音が小さくならないように」(左利きの人は左右逆にして読む)気をつければ、さほど難しくないでしょう。
それよりも、2拍目と4拍目のシンバルがらみの形がちょっと叩きにくいと思います。
この、2、4拍目は、利き手の8分音符の動きの意識よりもまず、2打目をしっかり打つことを意識した方が良いと思います。
そのことが、3打目をもスムーズに叩けることにつながるでしょう。
また、2拍目の形のみを繰り返すことをまずやって、その応用編として、4拍目の形を繰り返してクリアしていくと良いと思います。
 これまでに紹介してきた様々な形を、ひとつづつ、しっかり叩けるようにして自分のものとし、それらを組み合わせてフィルインを自分で作りながら、バリエーションを増やしていってください。
単純に組み合わせを考えるのではなく、音の高低や音色の変化がどのように変化するのか、それが他の楽器の音と合わさって、どのように聞こえるのか、ということまで確認してください。
そして、自分で作ったフィルインは、「口で言ってマネ出来るように」してください。
 楽器の演奏は、会話のようなものです。
日常会話のように自然にスラスラ出て来るぐらいでないと、自分のものにしたとは言えないし、機械的に組み合わせだけで叩いても、音楽的とは言えないでしょう。

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2011年09月03日発行第375号掲載


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