Beat46・WEBドラム教室[14-59] 【フィル・インを叩く・16分音符06-09】 |
今回は、同じクラッシュシンバルを繰り返し叩いたときの、「揺れ」の対策について解説します。(過去に於ける解説と重複する部分もあります) ご存知の通り、クラッシュシンバルは、「ジャーン」という音を鳴らすために、適度に揺れるようにスタンドに装着されています。 ガッチリ固定されてしまっては、この破壊的な音は出せない。 従って、演奏する側で対処しないといけない。 シンバルが揺れると何が問題かというと、叩こうとした時に大きく傾いていて、スティックがちゃんと当たらないことがある、ということですね。 速い連打であれば、揺れは小さいが、「適度に間がある連打」の時に揺れは大きくなる。 これは何故かというと、速い連打では必然的にスティックがシンバルに当たると同時に引き上げることになるが、適度に間がある場合の連打では、シンバルをスティックで押してしまうために揺れやすいということ。 ですから、シンバルをヒットした瞬間、なるべくスティックをしっかり止めることが、揺れを少なくするコツです。 とはいえ、シンバルを叩いた後の移動もあるわけですから、スティックを止めることで、次の動きが間に合わないようであれば、速い連打の時のようにスティックをすぐに戻す(=引き上げる)ようにするといいでしょう。 引き上げのタイミングが早すぎるとテンポがハシる可能性はありますが、シンバルは他のパーツから少し離れて高い位置にありますから、さほど影響はないかもしれません。 次にどのパーツを叩くかに依る、またはテンポにも依りますから、スティックを止めるのか、すぐに引き上げるのか、どちらがいいかは叩きながら掴めば良いでしょう。 シンバルの大きさ厚さによっても揺れかたは変わります。小さいほど、また、薄いものほど揺れやすい。 完全に揺れないようにすることは無理ですが、叩こうとするときに揺れていたら、そのシンバルの角度にスティックの方を合わせて叩く。 シンバルが下を向いていたら、グリップをグッと下げ、上を向いていたら、シンバルの斜め上からヒットする、というように瞬間的にコントロールすることが必要です。 Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved. |
2011年08月20日発行第373号掲載 |
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