Beat46・WEBドラム教室[14-58]

【フィル・インを叩く・16分音符06-08】


 さて、今回は、前号で紹介したものをタム、フロアタムへ移動しながら叩く形です。
これまでにも述べたことはありましたが、今回、再度「クラッシュシンバルの使い方」について触れておきたいと思います。
 譜面を見てください。
 各拍の1、2打目をS.Dから順に、F.Tまで降りて行く形ですが、タムや、フロアタムを叩く前後で、「どちらのクラッシュシンバルを叩くか。」ということは大きなポイントとなります。
標準的なセットの場合、クラッシュシンバルは2枚あると思われますが、向かって右(右利きの場合)のクラッシュシンバルを使うことが多くなるでしょう。
その方が、その前後の動きがスムーズになる筈です。
シンバルをセットする位置を考えれば、向かって左(右利き)のシンバルはリズムパターンを叩く合間か、フィルインでS.Dを叩く前後かのどちらかでしょう。
最も、フレーズに寄っては、S.Dを叩く前後でも、向かって右(右利き)のシンバルを叩く方が良いこともある。
移動の順番を色々変えてみて(例えばF.Tからスタートして上がって行ったり)、どちらのクラッシュシンバルを使った方が良いかを確認しましょう。
極端な言い方をすれば、如何なるフレーズ、いかなる移動順であっても、右利きのセッティングで右手でクラッシュシンバルを叩く場合は、向かって右のクラッシュシンバルだけを叩いていれば、まず間違いはない。
(左利きセットで左手を使うなら、向かって左のクラッシュシンバル。)
2枚のクラッシュシンバルは、たいてい大きさや肉厚も違い、違う音がしますが、特に意識してどちらかの音色を選ばないのであれば、どちらを叩いても一向に構いません。
 ただ、同じシンバルを繰り返し叩くことで、問題がひとつ生じる。
それは、「シンバルの揺れ」です。
この、シンバルの揺れの対策については次号で述べます。
 まずは、今回のフィルインの移動のバリエーション(移動する順序)を出来るだけ増やしてやってみてください。
同じパーツを2拍(3拍)続けて使ってもOKです。

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2011年08月13日発行第372号掲載


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