Beat46・WEBドラム教室[14-57]

【フィル・インを叩く・16分音符06-07】


 今回は「16分音符の4つ目を抜いた形」のまた別の応用フレーズを解説します。
 譜面を見てください。
 シンバルを絡めた形で、各拍の3つ目でシンバルを叩きます。
当然、同時にバスドラムもキックします。
各拍の3つ目ということは、つまり、「拍のウラ=8分音符のウラ=4分音符と4分音符の真ん中」ということですね。
 このフィルインでは、特に出だし=つまり、1拍目の最初のS.Dの2打がポイントになります。
たいがいこの2つの音が詰まってしまう人が多く、結果テンポがハシる結果となる。
理由は、前述の「拍のウラ」でシンバルを打ちながらB.Dをキックするという動きを「難しい」と思って焦るからだと考えられます。
こうならないようにするには、まず右手の動きを意識することです。
 右手は、S.Dとシンバルを行ったり来たりしながら8分音符の速さをキープ出来ればいいわけですから、最初は、左手の音量は小さくなっても良いので、右手の動きがテンポに対して正確に動かせるようにし、しかる後、左手の音量を右手に合わせて大きく(右手よりも大きい音量ぐらいに意識する)叩けばいいと思います。
或は、最初に右手だけを動かしてS.Dとシンバルを叩いておき、その状態から左手を加える、という形にしても良いでしょう。
1拍目でハシってしまうと、2拍目以降を遅くして調整するのは難しい。
それよりも、1拍目が少しモタり気味な方が、2拍目以降で速くして合わせることは比較的容易だと思います。
「テンポを遅くしていくより、速くしていく方が簡単。」ということ。
1拍目は少しモタってもいいや、ぐらいに思って、最初のS.Dの2打をしっかり間隔を保って叩きましょう。
また、「タタドン、タタドン・・・」などと口で言いながら、「ドン」の部分を強く口で言い、ウラを強く感じることでB.Dのウラ打ち(キック)を上手く入れられる助けとなる筈です。
 次回に続きます。

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2011年08月06日発行第371号掲載


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