Beat46・WEBドラム教室[14-56]

【フィル・インを叩く・16分音符06-06】


 さて、今回のテーマは、利き手とは逆方向の斜めの移動」です。
つまり、右利きの場合だと「左斜めの方向への移動」ということ。
 譜面を見てください。
 1、3拍目が、L.T→S.Dへの斜め移動、そして2、4拍目がF.T→H.Tへの斜め移動です。
かなり動きが激しい形になっています。ポイントは左手(右利きの場合)です。
 利き手と逆方向の真横の移動の場合は、左手(同)は「上半身の回転を使って低空飛行させるように動かす。」でしたね?。
左手(同)をそのままにして、右手がその上を動くのは原則タブーです。
両手がクロスする形は、特に初心者は原則、避けた方が良い。
スティック同士がぶつかる可能性が高いからです。
 しかし、今回の斜め移動での、F.T→H.T(2、4拍目)に於いては、F.Tを叩いた左手(同)のスティックを打面近くで、しっかり止め、その上をもう一方の右手(スティック)が動いて行って良いでしょう。
なぜかというと、F.TとH.Tには打面の高さに大きな差があるからです。
基本的なセッティングの場合、H.TはF.Tよりもかなり高い位置にあるはずです。
しかも、双方の距離はかなり離れている。
ですので、左手(同)はそのままの位置にしておき、右手だけをF.TからH.Tへと移動させる方がスムーズです。
 また、1、3拍目の、L.T→S.Dの部分も、左手(同)はL.Tの打面近くで止めたままで良い。
但し、「左手(同)の脇を少し空け、少し横から叩くようにして右手がS.Dへと移動出来る通り道を作る」ことを、忘れないようにしてください。
左手(同)を、左方向へ逃がす必要はないでしょう。
その次に左手(同)はF.Tを叩くわけですから、L.Tの位置から動く方が近い。
さらに、今回のフレーズの場合、真横の移動のように、左手(同)を低空飛行させて、次に叩くパーツの上に持ってくることは難しくなるでしょう。
叩き終わったパーツから、振り上げながら、次のパーツへ移動してショット、で良いと思います。
左手(同)よりも、右手が常に左側にある状態からの移動ですから、真横の移動と同じように左手(同)を動かそうとすると、こんがらがってしまうので、考えない方が良いです。
(物理的に出来ないことはないですが、かなり難しいコンビネーションになります)
 激しい移動の形ですが、出来るだけ速いテンポまでトライしてください。
以前述べたように、「腹筋に力を入れつつ」叩くこともポイントです。

(注)文中の(同)はすべて(右利きの場合)。
 左利きセッティングの人は、文中の右、左をすべて逆にして読んでください。

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2011年07月30日発行第370号掲載


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