Beat46・WEBドラム教室[14-55]

【フィル・インを叩く・16分音符06-05】


 前号までとはまた別の、移動パターンです。
 譜面を見てください。
 拍ごとに、1、2打目が同じパーツ、3打目は右隣(正面)のパーツを叩きながら、S.DからスタートしてF.Tまで順に降りて行く形です。
(S.Dから見てH.Tが「正面」ということです。F.TはL.Tの右隣と解釈してください。)
 今回も、前回までと同様、上半身のあり方がポイントですが、注意すべきは、3、4拍目です。(3、4拍目はL.TとF.Tで同じ移動です)
 L.TとF.Tを行き来する形ですが、ここで、
『L.TとF.Tを結ぶラインの正面に目線を持って行ってはいけない』
ということです。
 言うまでもなく、基本的なセッティングでは、S.Dが自分の目の前にあり、そのほぼ正面にH.Tがありますね?。
この2つのパーツを叩く分には上半身のひねり(回転)は、ほとんど必要ない筈。
しかし、L.TとF.Tはいずれも自分よりも右側(右利きの場合)にあります。
座っている自分の位置を中心に、上半身を回転させて叩くのが正しいわけですが、そうなると、「L.TとF.Tは常に斜めに見る」ことになる。それでいいんです。
 ところが、この2つを、「S.DとH.Tの見え方と同じにしたがる人」がよく居ます。
そうしようとすると、身体が右に傾いてしまい(右利きの場合)、次にB.Dをキックしづらくなる。
上半身をひねりながらスティックを振るのは当然少しやりづらいので、L.TとF.Tだけを連打しているうちに、だんだん身体が傾いてしまう可能性があります。
そうならないようにして叩くのが、今回の移動パターンのテーマです。
 応用として、試しに3、4拍目の、L.TとF.Tだけを使う形で何拍も叩き続けてみてください。
それでも、身体が傾かず、上半身をひねった(回転させた)状態で叩き続けられればOKです。
 また、この場合、上半身のひねりは、L.Tを叩く時の角度に合わせ、F.Tへの移動の時はひねり(回転は)意識せずとも良いでしょう。
F.Tのショットの後、すぐまたL.Tを叩くわけですから、右利きの場合、F.Tをショットする時には、右肘を上半身より後ろに少し引きながら移動すると、ひねり(回転を)を加えずともスムーズに叩けると思います。

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2011年07月23日発行第369号掲載


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