Beat46・WEBドラム教室[14-49] 【フィル・インを叩く・16分音符05-10】 |
前号までのフレーズの応用編です。 譜面を見てください。 (A)「拍のアタマはクラッシュシンバルとB.D、後ろ2発はS.DとH.T」(=1、2拍目)と、 (B)「拍のアタマでL.T、後ろ2発はH.TとF.T」(=3、4拍目) を組み合わせたものです。 『(A)に於ける後ろ2発、(B)に於けるアタマ、後ろ2発。これらはどのパーツを叩いても良い。』 そうすると、バリエーションはたくさん考えられますよね?。 譜面はその一例であるということです。 比較的移動が容易く、すべてのパーツを使えるように、という意図で考えたものです。 この譜面の形を元に、一部分づつ、叩くパーツを変えて行きながら自分のバリエーションを増やして行くと良いと思います。 さて、今回の形での新たなポイント。 それは、「3、4拍目でB.Dを踏んじゃわないように!」ということです。(これは「フィルインを叩く〜16分音符4-6」でも述べました。) 1拍ごとにクラッシュシンバルを打ちながら、B.Dをキックすることをやってきたので、ついつい全拍キックしてしまったり、あるいは、3拍目で思わず足が動いてしまったり。 「音を出すつもりがないなら出さない。」が原則です。 B.Dを4拍すべてキックした方が、テンポキープはしやすいかもしれません。 が、それは演奏する側の都合であって、音はあくまでも「音楽的意図があって出すもの」であり、演奏者がやりやすいという目的で出すべきではない。 楽器の演奏は確かに自由。しかし、表現の上に於いての自由であり、表現とはつまり音楽的意図、ということですから「自由なんだから、演奏者がやりやすいようにやっていいじゃん。」というのは、ちょっと違うのはおわかりかと思います。 私の解釈としては、「リズムパターンでB.Dを4分音符でキックし続け、そこからリズムパターンでのノリを強調しつつフィルインをしたい」場合や、「フィルインをきっかけにしてその後、B.Dを4分音符でキックするパターンに変える」場合等、フィルインの前後に何らかの関連性がある場合は音楽的意図がある、と捉えます。 以上の理由から、今回の場合は、3、4拍目でB.Dはキックしない方が良いでしょう。 また、さらなる発展形として、譜面の各拍ごとの動きをシャッフルして叩いてみてください。 シンバルとB.Dを鳴らすのが、1、4拍目だったり、2、3拍目だったり、2、4拍目だったり、というふうに。 1、2、4拍目アタマをシンバルとB.D、でも良いです。 これに前述の『 』の要素を考え合わせると、かなりの組み合わせの数が考えられます。 ひとつひとつを紹介すると生きてる間に終わらないかも知れないので(笑)、割愛します。 「自分でひとつ創作して、そこから一部分づつ変えていって練習し、バリエーションを増やす」というスタンスで、ぜひトライしてください。 Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved. |
2011年05月14日発行第359号掲載 |
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