Beat46・WEBドラム教室[14-46]

【フィル・インを叩く・16分音符05-07】


 さて、譜面の後半3、4拍目についての解説です。
 拍のアタマの音(右利きの人の右手)はクラッシュシンバルを叩き、同時にバスドラムもキックする形です。(後ろの2発はスネアドラム)
 標準セットではたいがい、クラッシュシンバルは左右1枚づつ、計2枚あるはずですから、その両方を使いましょう。
 最初は、左右のシンバルを交互に叩く形でいいでしょう。
 注意点を述べます。
 前号(A)の、アタマの音をタムやフロアタムを叩く時と違って、右手(右利きの場合)の移動の振幅は大きくなりますよね?。つまり、右手の動きはキツくなります。
 繰り返しになりますが、「16分音符の2つ目を抜いた形」であるので、その2つ目の部分がしっかり空白とならなければならない。
 これは、シンバルとスネアを往復する右手が、8分音符の速さで、しっかりキープされ、且つ、その右手の、スネアから次の拍のシンバルへの移動の間の真ん中に、左手(右利きの場合)のショットがしっかり入ればOKです。
 ですが、テンポが速くなるに従い、右手が遅れて来たり、或は、拍のアタマのシンバル打ちが遅れないようにと意識する余り、右手(右利きの場合)で打つスネアのタイミング(=拍と拍の真ん中=8分音符ウラ)が早くなったりする。
 結果、アタマのシンバルとスネアの音の間隔と、2発打つスネアの音同士の間隔に差がなくなり、ヨレた感じに聞こえてしまう。
 「不正確な3連符」のようになってしまいますね。(3連符がわからない人は、あまりこれを深く考えなくて良いです)
 とにかく、「チウタタタウタタ・・・」もしくは「チータタチータタ」と聞こえるようにすること。
 「チ-タータチ-タータ・・・」とならないようにすることです。
 譜面では後ろの2発はスネアドラムですが、この形の発展形として、後ろ2発をタムやフロアタムへと移動させながらクラッシュシンバルを叩く、というものも次の段階としてやっていきますが、まず、スネアドラムとクラッシュシンバルでの今回の形がしっかり叩けていないと、発展形は手も足も出ません。
 スローテンポからじっくり取り組んでください。
 また、スローテンポであっても、上記のようなヨレた感じになりやすいので注意が必要です。
 とにかく、右手の動きは8分音符の速さをキープしながら移動させ、「チウタタチウタタ・・・」、「チータタチータタ」と口で言いながらトライしてください。

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2011年04月23日発行第356号掲載


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