Beat46・WEBドラム教室[14-43] 【フィル・インを叩く・16分音符05-04】 |
では前号までのフィルインの応用パターンを紹介していきます。 譜面を見てください。 1拍づつ、タム、フロアタムへと移動する形。 さほど難しくはないと思いますが、ここでも左手の動きがポイントになります。 今回のフィルインは、左手は1拍に1打しかしない。 次の1打までの時間は振り下ろした状態で止めておくか、円を描くイメージで動かし続けて打つ(実際のスティックの動きは上下です)のどちらかであることは前号までに述べましたが、タムやフロアタムへ移動するときは、次の1打までの時間を移動のために使う、ということです。 具体的に、譜面に従って説明すると、1拍目で打った左手は、「右手が次のH.Tの2打目を打ち始めるまでに、振り下ろした状態のまま、H.Tの真上に移動しておく。」ようにする。 右手が2打目を振り下ろす時、同時に左手は振り上げて行かなくてはならないので、上記の「」は、言い換えれば、「右手が1打目を打って後、スティックが振り上がって頂上へ到達するまでに、左手はH.Tの真上に来ていなければならない」、ということです。 左手は打ったら打面近くでスティックを止め、そのまま「低空飛行」で次に叩くパーツの真上に持って行く、という感じの動きです。 一方、右手は8分音符を打っている動きですから、左右のスティックの動きの関連性がなく、最初はどうしても左手のスティックを振り上げてしまうかもしれません。 しかし、叩き終わったパーツの上で振り上げても意味がなく、またそのことが、次のパーツを叩くことを遅らせる原因となるので、スローテンポからじっくり動きをマスターしてください。 テンポが速くなるに従い、左手は「振り上げながら移動」という形になっていくと思います。 テンポが速いときは、先に移動させて右手の2打目を待つ余裕はなくなるわけだから、これでもいいのですが、出来るだけ、「左手は(左利きの場合は右手)先に移動して待つ。」という形を作ってください。 また、今回のこの左手の動きは、すべてのフィルイン、フレーズに於いて、共通するアプローチである、と認識しておいてください。 次回、その移動での、「腕」の動きについてもう少し詳しく解説します。 (注:左利きの人は、すべて文中の左右を逆にして読んでください。) Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved. |
2011年04月02日発行第353号掲載 |
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