Beat46・WEBドラム教室[14-36]

【フィル・インを叩く・16分音符04-04】


 シンバルを絡めた16分音符のフィルインの続きです。「16分音符を叩く」4-1、4-2で紹介したものの応用編と捉えてください。
 では、譜面に注目。(なんか偉そう・笑)
 各拍の1打目のシンバル以外の音を、S.D→H.T→L.T→F.Tの順に移動させて行くものです。
 4-1と4-2の、移動させずにS.Dのみを叩く形が上手く出来ていないと、今回のパターンは恐らく出来ないと思うので、まず、移動させない形がしっかり出来るようになってから取り組んでください。
 今回のフィルインでのポイントはまず、「叩くシンバルの選択」ということです。
 標準セットでは通常、クラッシュシンバルが2枚ありますが、拍ごとに、どちらのシンバルを叩くかあらかじめ決めておいた方が良い。
 基本的には、「シンバルの後に叩くパーツに近い方のシンバルを使う。」と決めておけばいいでしょう。
 右利きの場合、1、2拍目は向かって左側のクラッシュシンバルを、3、4拍目は向かって右側のクラッシュシンバルを叩けばスムーズに出来るでしょう。
 ただし、2拍目で左側のシンバルを叩くと、その後のH.Tを叩く左手の上を、シンバルを叩く右手がかぶさるようになり、叩きづらいかもしれません。
 こういう場合は、向かって右側のクラッシュシンバルを叩けば良いと思います。つまり、1拍目は左側、2、3、4拍目は右側のシンバルを叩くということですね。(左利きの場合は、左右逆にして読んでください)
 2枚のクラッシュシンバルは、それぞれに大きさが違っていて、音も違いますが、意図してどちらかのシンルの音を求めない限りは、「2枚のクラッシュシンバルは同等」とみなす。
 つまり、どちらを叩いてもいいよってこと。スムーズに移動出来るということを優先に考えればいいでしょう。
 また、フィルインが終わってリズムパターンに戻るときは、フロアタムに近い方(右利きなら向かって右側)のシンバルを叩いて戻ればいいと思います。
 たまに、ハイハットに近い方のシンバルを叩いてリズムパターンに戻ろうとする人がいます。
 恐らく、すぐにハイハットへスティックを移動させてリズムパターンに戻りやすくするためでしょう。
 叩いちゃダメってことはないのですが、フロアタムからハイハットに近い方のシンバルまではかなり距離があり、遅れる可能性がある。
 その上、上半身がフロアタムの方に向いている筈ですから、その状態からハイハットに近いシンバルを叩くのは結構きついと思いますよ。
 クラッシュシンバルを打った後の、リズムパターンのハイハットの刻みは、音が一つぐらい抜けても構いません。
 クラッシュシンバルの余韻(サスティーン)が残っているので、間が抜けた感じはしないと思う。
 それよりも、遅れてテンポが狂うことの方がよろしくないので、確実にテンポをキープするためにフロアタムに近い方のシンバルを叩いてリズムパターンに戻った方が賢明でしょう。
 次回は、今回の形と、移動順を逆にしたものを紹介します。
 注意すべきポイントがまた少し違ってきます。
 では、バッハッハ〜イ(笑)

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2010年07月03日発行第314号掲載


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