Beat46・WEBドラム教室[14-32]

【フィル・インを叩く・16分音符03-03】


 さて、今回は少し難しいかもしれません。16分音符の2つづつの移動に変わりはないのですが、その2つづつというのが、前回までと少し位置をずらしたものです。
 譜面を見てください。
 1拍目1打目でS.Dを叩いたら、2打目と3打目はH.Tを叩き、4打目で再びS.Dを叩く。2拍目1打目もまたS.Dで、2打目と3打目はL.T。4打目で再びS.D・・・というように、1打目と4打目をS.D、2打目と3打目はH.T、L.T、F.Tというように拍ごとに降りていく動きです。
 これらをつなげると2つづつの移動になりますね?。ただし、前々回のものと似ているようで違うのは、前々回のものはS.Dがアタマ(1打目)と2打目であったのに対し、今回はアタマと4打目、もしくは、連打になるところは4打目と「次の拍のアタマ(1打目)」ということです。ですから、拍のアタマを見失わないように気をつけてください。
 2008年11月01日配信の「フィルインを叩く〜8分音符(3)」で紹介したものと、今回のフィルインは、アプローチが同じです。8分音符と16分音符の違いはありますが、「拍をまたがって同じパーツの音が並ぶ。」ということで同じなわけです。
 単に音符、音の変化の羅列としてとらえるのではなく、必ず「拍を取る」=「4分音符のタイミングを取る」ことをしながら演奏してください。繰り返すうちに前々回と同じフィルインになってしまわないように。今回のフィルインは、前々回のフィルインとは16分音符1個分ズレた形になっています。
 メトロノームは必ず使って練習することをお勧めします。
 やってみればわかりますが、移動が左手からになるので、S.Dへの移動はL.TやF.Tからでも比較的ラクでしょう。
 ただし、S.DとF.Tを行き来する3拍目と4拍目はきつくなります。右手と左手が重なりそうになり、右手はさほど高くは振り上げられないかもしれません。
 実践では手順を変えるなどしたほうが断然叩きやすいですが、手の移動のスピードをつけるための練習としてトライしてください。
 もちろん、リズムキープ優先、拍をしっかり取りながら叩けるようになることが優先ですから、スローテンポからしっかりやってください。
 もし、やっていて拍が取れなくなったり、アタマがズレたりするようなら、移動はさしあたってH.Tだけにして、4拍ともH.TとS.Dを往復する形で叩くと良いでしょう。

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2009年11月28日発行第283号掲載

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