Beat46・WEBドラム教室[14-31] 【フィル・インを叩く・16分音符03-02】 |
さて、今回のフィルインは、前回のものをひっくり返したような形です。 拍のアタマをS.Dからではなく、タムやフロアタムから叩いていきます。移動は前回同様、16分音符2つづつで。ただし、4拍目はS.Dのみとしました。 (4拍目については再びL.TやH.Tから叩いてS.Dへ移動させてもいいでしょう。それもバリエーションのひとつとなりますね) 注意点は前回同様ですが、今回のフィルインで難しいのは、3拍目のF.TからS.Dへの移動でしょう。L.TからS.Dへの移動もきついですが、斜めである分、まだマシ。F.TからS.Dは真横の移動でしかも右側から左側へ、ですからキツいのです。 右側から左側への真横の移動はL.TからH.Tもありますが、F.TとS.Dは右足が入る分の隙間を空けていますから、パーツ同士が離れていて、移動がキツいわけですね。 「ダブルストローク使えばいいじゃん。」という人もいるでしょうが、待て待て(笑)。一応、初級の内容だから、基本的にはシングルストロークです。 ダブルストロークについては別途述べますが、シングルストロークと同じぐらいの音量を出すには、テンポが速くなった場合、かなり難しいでしょう。 また、移動のスピードをつける意味でも、是非シングルストロークでまずトライしてください。 右利きの場合、F.Tで16分音符の2つ目を左手で叩いてすぐにその左手をS.D側へ逃がしながら引き上げてこなくてはならない。この動きは左手の引き上げと同時に、上半身を左へグイッと回転させることがポイント。腕だけで動かそうとせず、身体の回転=ひねりを使うことです。 また、この動きの時に、特にF.Tを叩く左手の音量が小さくならないようにしてください。移動を急ぐ余り、左手のショットが弱くなることがままあります。 F.Tの打面の真ん中を叩くことも確実に行ってください。左側への移動を急ぐ余り、F.Tの打面の左寄りを叩いてしまうこともよくあることです。F.Tは口径が大きく、音も低いので、H.TやL.Tよりも意識して真ん中を強く叩かないと音がこもってしまいます。 また、移動して叩くことの注意点として以前にも述べましたが、☆「腹筋に力を入れる」ことも忘れずに。腹筋に力を入れることで、腕に余分な力が入ることを防げるのです。ただし、腹筋に力を入れすぎると、左右の身体の回転=ひねりを妨げるので「少し力を入れる。」ということです。 その他、拍のアタマの音だけ強くなったりしないように、また、左手の音量が小さくならないように等、注意して練習してください。 Copyright (C) 2006-2015 Beat46 All rights reserved. |
2009年11月21日発行第282号掲載 |
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