Beat46・WEBドラム教室[14-27]

【フィル・インを叩く・16分音符02-01A】


 今回より、実践的なフレーズを紹介していきましょう。実践的=実際の演奏でも使えるフィル・インということです。
 譜面を見てください。
 S.D→H.T→L.T→F.Tの順に降りていくフレーズですが、移動するタイミング、つまり音が変わるタイミングがポイントです。
 前回のフレーズでは1拍ごと、つまり4分音符のタイミングで順次移動するものでしたが、今回は拍の真ん中、4分音符と4分音符の間で移動するパターンです。ですから、テンポキープで最初戸惑うかもしれません。

 まず、1拍ごとの音の並びを理解することです。1拍ごとそれぞれ音の並びは違うということ。
 拍ごとに音を確認してみると・・・
 1拍目=S.Dで4つ。2拍目=S.Dで2つ→H.Tで2つ。3拍目=H.Tで2つ→L.Tで2つ。4拍目=L.Tで2つ→F.Tで2つ。ということになります。
 このフィル・インを続けて叩くと、S.D=6つ、H.T=4つ、L.T=4つ、F.T=2つ、つまり、6・4・4・2という並びになります。1拍ごとの移動なら4・4・4・4となるわけですから、このフィル・インは移動のタイミング≠4分音符のタイミングということがわかりますね。
 テンポをキープしながら滑らかに叩けるようにすること。つまり、1拍ごとの音の並びを理解し、4分音符を感じながら(=テンポをキープしながら)叩けるようにしてください。「ここからが2拍目、ここからが3拍目・・・」というように、叩きながらわかってないとダメです。
 16分音符の音符の速さが合っていれば、フィル・インを終わって、リズムパターンに戻ってもOKと考える人がいるかもしれないが、そうではない。たまたま、音符の速さが合ったのであって、もっと複雑な動きになるとキープ出来なくなる。

 次回に少し掘り下げて解説します。

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2009年06月06日発行第258号掲載

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