Beat46・WEBドラム教室[14-26]

【フィル・インを叩く・16分音符01-06】


 今回のパターンは手の移動の練習のフレーズです。16分音符を1拍ごとにタムやフロアタムに移動するパターンです。
 1拍ごとの移動の順序は幾つかあり、通常演奏に於いては、音の高い方から低い方へ、つまりS.D→H.H→L.T→F.Tの順序で移動してフィル・インをすることが多いですが、この順序は別に決まりはなく、演奏では自由な順序で動いていいのです。

 譜面を見てください。移動の練習のために、敢えて、やりづらい順序にしてみました。
 L.T→S.D→H.T→F.Tという順序で移動させてください。
 特に、斜めの移動「L.T→S.D」「H.T→F.T」の部分がきついと思います。この、斜めの移動のところでテンポが狂わないように注意が必要です。遠いパーツ同士ですから遅れやすい。また、2拍目のS.Dは「真ん中をしっかりショット」出来るように気をつけてください。この、1、2拍目の斜めの移動が特にやりづらいと思います。
 右利きの人が各パーツの最初の音を右手から連打して移動する場合(今回のフレーズもそうなりますが)右側から左側への移動がやりづらくなります。L.T→S.Dは斜めですからまだなんとかなりますが、L.T→H.T、さらには、F.T→S.Dとなるとかなりきつくなりますね?
 やりづらい移動をやりやすくする方法として、ルーディメンツと呼ばれる複雑な手順を用いることもありますが、ダブルストロークがまず出来なければ、ルーディメンツはこなせないし、初心者の段階ではハードルが高過ぎるでしょう。
 また、このルーディメンツを使う時というのは、1拍の中でさらに複雑に音を変える場合に用いる方が妥当ですから、今回のような1拍ごと同じパーツを叩くような範囲の移動なら、シングルストロークで叩けるようにしたいですね。(ルーディメンツについては後々に述べたいと思います。)
 さらにきつい移動パターンとして・・
☆L.T→H.T→F.T→S.D
などもトライしてみてください。始めはゆっくりのテンポから始めて、出来る限りテンポを上げていってください。
繰り返していると、恐らく弱い左手(右利きの人の場合)が辛くなって来ますが、右手よりも左手の方を強く叩くことを意識しながら、なるべく3分以上継続出来るようにしてください。

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2009年05月30日発行第257号掲載

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