Beat46・WEBドラム教室[14-23]

【フィル・インを叩く・16分音符01-03】


 16分音符のフィル・インの極めて基礎的なものから紹介していきます。
 譜面を見てください。
 S.Dのみで叩きます。1、2拍目は8分音符を右手だけで叩き、3、4拍目で右手の音の間に左手のショットを加えて16分音符を叩く、という形。
 つまり、最初に16分音符を叩く時の右手の動きをやっておいて、そのままキープしつつ左手を加えるわけです。2拍づつのチェンジ・アップとも言えますね。
 チェンジ・アップとは、同じテンポで4分音符→8分音符→16分音符・・・と、音符をだんだん速いものに切り替えていくことを言います。
 譜面では2拍ごとの切り替えですが、8分音符1小節(4拍)→16分音符1小節としてもよい。2小節づつでもいいし、4小節ぐらいまで伸ばしてもいいでしょう。
 ポイントとしては、右手の速さが変わらないようにすること。左手が加わって16分音符になったとき、右手が速くなりやすいです。
 また、右手で8分音符を叩いている時の、スティックが上がった時のタイミングを意識しましょう。ここが左手で音を出すタイミングとなるわけですが、8分音符しか叩いていない時でも、既にその間の音があるつもりで叩く。8分音符を叩きながら16分音符を感じていること。
 このことは様々な演奏に於いて、大切なこととなってきます。特にスローテンポの場合はなおさらです。「タウタウタウタウ」(タ=音が出ているタイミング。ウ=振り上がったタイミング)というように口で言いながら叩けばわかると思います。
 「ウ」の部分が、音は出ていないが意識する部分。様々なフレーズを口で表現するとき、この、音が出ていない部分を「ウ」と表現するということは、叩いて出している、音と音の、間を感じる・意識するという意味でポイントとなるので覚えておいてください。
 また、1、2拍目の8分音符の部分をRLRLという手順に変えてもやってみてください。
 チェンジ・アップの練習としては、「すべての音符の手順を同じにする」方が効果はあります。

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2009年05月09日発行第254号掲載

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