Beat46・WEBドラム教室[14-22]

【フィル・インを叩く・16分音符01-02】

 さて、16分音符を叩く上での2つ目の注意点は・・・

 多くの人が「16分音符は速い!」という先入観があるので、「テンポキープに気をつけよう」ということです。
 手をラクに動かせる速さの場合、だいたいの人は16分音符を叩いたときに、ハシってしまいます。他の音符を叩く時もそうですが、出来る限りメトロノームを使って練習してください。
 最初はテンポ=70ぐらいから始めてみてください。
 8分音符をシングルストローク(RLRL・・・)で叩くことをしっかりやっておけば、スローテンポの16分音符もわりと安定して叩けると思います。
 ただし、16分音符は「1拍に4つ」音が入るわけですから、音符の速さが同じでも、8分音符と16分音符は違う、ということを理解して下さい。
 8分音符は「1拍に2つ」ですからRLRL・・・と叩いた場合、右手とメトロノームの音(メトロノームは4分音符で鳴らす)が毎回同じタイミングです。
 16分音符の時は、右手は8分音符の速さで動いているわけだから、RLRLの手順で叩いた場合、右手の音の2回に1回がメトロノームと重なるわけです。
 このように、テンポに合っているかどうかのモノサシは、右手の動きに気をつけていればわかりやすいのですが、このことが尚更右手の音量を大きくしてしまい、左手をちゃんと触れない結果を招きやすいのです。

 最初はテンポをキープするために右手に気が入っていいですが、音符の速さをつかんだら、左手の方、つまり16分音符のウラの方を強く打つようにしていってください。
 とにかく、テンポはゆっくりから練習を!2、3分は叩き続けられる速さで練習しなければ意味がない。
 また、曲を聴きながら叩くのもひとつの方法ですが、曲の音はヒントになる8分音符や、16分音符の音が既に入っていますから、その音に助けられて叩きやすくなります。
 また、曲によっては正確なテンポで演奏されていないものもある。微妙に揺れていたりします。
 実際、バンドなどでみんなで合わせるときは、自ら自分たちでテンポを作り出すわけだから、なるべくメトロノームを使ってやったほうがいいです。地味な練習ですけどね(笑)。しんどくなったら気分転換に曲に合わせてやる・笑
 ただし、曲によってはかなりテンポが揺れているものもあるので、選曲に悩むぐらいならメトロノームでやった方がいいでしょう。
 え? メトロノーム持ってない? 即、買いなさい(笑)

 次回より譜面を加えてバリエーションを紹介していきます。


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2009年05月02日発行第253号掲載

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