Beat46・WEBドラム教室[14-19]

【エイトビートのバリエーション04-01】


 今回はエイトビートの新たなバリエーションです。

 譜面を見てください。
 2拍目と3拍目のウラにB.Dをキックするパターンです。
 このパターン、初心者の人にはちょっと難しいかもです。B.Dのウラ打ちが2つ続く部分で混乱する人が多いようです。
 これまで紹介したバリエーションでも、B.Dのウラ打ちはありましたが、すべて、オモテ(=アタマ)の音(4分音符のタイミングの音)と連続していたのでさほど難しくはなかったと思う。(個人差はありますけどね)
 今回のパターンでは、3拍目オモテにB.Dの音がない。(これまでのものはすべてありましたね)
 つまり、一番キックしたいタイミングで、キックしないパターンなんです。だからやりづらい。
 楽器の演奏は総じて、「音を出すより出さない方が難しい。」のです。
 このパターンをクリアする最大のポイントは、3拍目オモテのタイミングで「ウッ」と言うことです。そう、口で発するんです。キックする代わりに、こうして「ウッ」と言うことで、キックした、つまりはっきりとした音を出した”つもり”になって、その次のウラのB.Dをキックすることです。
 「ウ〜」と伸ばして言ってはダメ。「ウッ」です。あくまでもオモテのタイミングを「点」としてとらえる。ちょうどこの時、右手がH.Hを打ちますから、それに合わせて発すれば良いでしょう。
 そして、「ウッ」と言ったそのタイミングの時、右足のヒザが上がった状態にすること。つまり、いつでもキック出来る状態にします。
 このタイミングでヒザを上げた場合、特にテンポが遅いケースでは、次のB.Dウラ打ちが強くキック出来ないかもしれません。キックするまでに時間がありすぎるためですが、音が弱くてもいいので、まず、このタイミングで右足ヒザをあげてトライし、パターンそのものに慣れて来たらもう少しヒザを上げるのを遅らせて、キックしてみるといいと思います。
 あとは、4拍目のS.Dが遅れないように注意ですね。S.Dの直前でB.Dをキックするので遅れやすい。このことは、「エイトビートのバリエーション(3)」と同様のことです。
 さらに、B.Dのウラ打ちが続くことで、かなり右足に神経が集中してしまう後ですから最初は尚更遅れがちになるでしょう。
 「ウッ」と言うだけではなかなか上手く出来ない、というのであれば、このパターンのB.DとS.DとH.Hのタイミングをすべて口で言いながらやってみてください。「ドッツッタッドッウッドッタッツッ」という感じです。
 根気よくやってください。

(続く)

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2009年01月24日発行第239号掲載

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